2026.4.23・24
健康科学部 看護学科では、3年次生を対象とした「成人看護方法論Ⅱ(急性期)」の授業において、術後看護に関する演習を行いました。
今回の演習では、手術を受けた患者さんの術直後の状態を想定し、術後合併症の予防や早期発見につながる観察・援助について学びました。学生は各ブースに分かれ、術直後の観察、ドレーン管理および排液の観察、術後ベッドの作成、弾性ストッキングの着脱などを実践しました。
術直後の観察では、意識状態、呼吸・循環動態、創部の状態、疼痛の有無など、患者さんの全身状態を総合的にアセスメントする視点を学びました。
また、ドレーン管理のブースでは、排液の量や性状、取り扱い方法などを確認し、安全な術後管理につなげるための具体的方法を学びました。
術後ベッドの作成では、手術後の患者さんを安全かつ安楽に迎えるための環境調整について学びました。さらに、弾性ストッキングの着脱では、深部静脈血栓症の予防を目的とした援助の方法を、学生同士で確認しながら実践しました。
演習では、患者さんの状態を再現できるシミュレータ「SCENARIO(シナリオ)」を活用し、臨床現場に近い状況を想定して学習を進めました。
さらに、学生が術後患者さんの状態をより具体的にイメージできるよう、教員が血性・淡血性・漿液性などの模擬排液や、異常時を想定した排液を作成しました。
また、フットポンプや硬膜外持続注入に用いる携帯型ディスポーザブルポンプの模型も作成し、術後に使用される医療機器の目的や観察のポイントを理解できるよう工夫しました。
演習中、学生たちはグループで意見を出し合いながら、術後患者さんに必要な観察項目やケアについて考えていました。実際の臨床場面を意識しながら、患者さんの回復を支えるために必要な観察力と判断力を養う機会となりました。
今後も看護学科では、講義で得た知識と演習での実践を結びつけながら、臨床現場で活用できる看護実践能力の育成に取り組んでまいります。
(成人看護学領域)

左下) 携帯型硬膜外持続注入ディスポーザブルポンプの模型(教員作成)

左下)フットポンプ模型 (教員作成)




