宮本 美央さん
修了生からのメッセージ
夢を叶えた修了生
周囲の支えを受けながら最後までやり遂げることができたことは、私にとって大きな自信となりました。

医療法人向洋こどもクリニック
あおさきこども心療所
宮本 美央
さん
(2024年度入学 7期生)
言語聴覚士を志し専攻科に入学したきっかけを教えてください。
大学ではスポーツ心理学を専攻し、卒業後は通信系IT企業、損害保険会社で法人営業・代理店営業に従事しました。仕事を通して「人に分かりやすく伝えること」や「人と人をつなぐこと」にやりがいを感じる一方で、以前から「ことばを通して人を支えたい」という思いを抱いていました。
前職在職中に言語聴覚士という職業を知り、コミュニケーションや言語機能に困難を抱える方を専門的に支援できる仕事であることに魅力を感じました。また、ことばの教室で働く自分の姿を自然に思い描けたことも後押しとなり、言語聴覚士を志して専攻科への進学を決意しました。
医療系専門職への転向、および家事・育児と並行しての進学という新たな挑戦をする上で、家族の理解と支えがあったことも、決意を後押ししてくれたと感じています。
学生生活で楽しかったこと・苦労したこと・悩んだことを教えてください。
楽しかったこと
社会人を経てからの大学生活は全てが楽しく、専任教員や外部講師の先生方の講義を目の前で受講できるという恵まれた環境での学習が本当に楽しかったです。また、臨床を想定した演習や実技試験など、検査方法や手技についても丁寧に指導いただきました。試験前にはクラスメートと自主練に励んだり、自主練の甲斐なく落第した際には追試の練習にまた付き合ってもらったり、と共に切磋琢磨する時間も楽しく充実したものでした。
苦労したこと
幼い子どもたちの育児・家事と学業の両立は大変でしたが、夫や子どもたち、保育士の先生方、そして大学の担任・チューターの先生方など、多くの方々の支えと理解のおかげで学びを続けることができました。本当に感謝しています。
悩んだこと
前述のとおり、家事・育児と学業の両立において、十分な勉強時間を確保することが最も大きな課題でした。特に入学当初は、限られた時間の中で何を優先して取り組むべきか判断できず、勉強と家庭の両立に悩むことがありました。
そのような中で、担任やチューターの先生方、先輩方に相談しながら学習方法や時間の使い方を見直しました。時には体調管理を最優先に、睡眠時間を確保しました。その結果、自分なりの優先順位が見えてきて、計画的に学習することができるようになりました。周囲の支えを受けながら無理なく学業を継続し、最後までやり遂げることができたことは、自分にとって大きな自信となっています。
2年制というカリキュラムは、終わってみてどうだったと感じましたか。
2年間という短期間の履修カリキュラムだからこそ、日々の学び一つひとつを大切にし、限られた時間を有効に活用する意識を持って取り組むことができました。講義・演習・実習が凝縮されていたため、決して楽ではありませんでしたが、その分、自身の成長を実感できる充実した2年間でした。個人的なことですが、私の場合は娘の小学校入学と私の卒業・就職のタイミングが同じだったので、あらかじめそのことを視野に入れた就職活動ができました。
就職活動において、どのようなことを心がけていましたか。
専攻科へ進学したのは、小児分野で言語聴覚士として働きたいという思いがあったためです。就職活動では小児領域を中心に活動し、臨床実習でお世話になった現在の就職先から2年生の夏頃に内定をいただきました。また、就職ガイダンスや訪問看護事業所の見学にも積極的に参加し、成人・小児さまざまな領域で活躍する言語聴覚士の仕事内容や求められる役割について学びました。これらの経験を通して視野が広がり、自身のキャリアや目指す言語聴覚士像を改めて考える貴重な機会となりました。
国家試験の勉強に専念する時期を振り返って、どのように過ごしていましたか。
国家試験対策では、日々の授業や実習で学んだことを土台にしながら、模擬試験で自分の苦手分野を確認し、その都度学習方法を見直してきました。本格的な試験勉強では、過去問題を繰り返し解き、間違えた内容を重点的に復習しました。また、友人と教え合ったり、先生方に口頭試問をしていただいたりすることで理解を深めることができました。この経験を通して、基礎を積み重ねることと、自分の課題を振り返りながら学習を続けることの大切さを実感しました。
現在、夢を叶えて、言語聴覚士としての一歩を歩み始めました。今の仕事内容と日々感じていることを聞かせてください。
現在は、あおさきこども心療所で言語聴覚士として勤務しています。発達に特性のあるお子さんや、ことば・コミュニケーションに課題のあるお子さんを対象に、評価や個別訓練を行っています。
就職してまだ4か月ですが、先輩方の指導を受けながら、一人ひとりに合った支援について日々学んでいます。学生時代の知識だけでは対応できないことも多く、相談や文献を通して学びを深める毎日です。
その一方で、お子さんの成長をご家族やスタッフと一緒に喜べる瞬間に、大きなやりがいを感じています。これからも経験を積み重ね、子どもたちやご家族に安心していただける言語聴覚士を目指していきたいと思います。

これから学びを深める専攻科の学生へメッセージをお願いします。
これから言語聴覚士の仲間が増えていくことを、とても嬉しく、頼もしく思います。専攻科にはさまざまな年代や経験を持つ仲間が集まるため、クラスメートとの交流は2年間の学びだけでなく、その後の人生においても大きな財産になるはずです。これまで培ってきた経験も、きっとSTの仕事に生かされます。2年間は、自分の経験を振り返りながら新しい知識や技術を身につける毎日になると思いますが、その積み重ねが必ず力になります。応援しています!
