リハビリテーション学科2年生が先輩からシーティングの講義を受けました

11月14日(金)「社会福祉と地域包括ケア論」で、有限会社であい工房代表の矢賀優先生からシーティングについて講義を受けました。

矢賀優先生は古沢学園を卒業後、シーティング・エンジニア、作業療法士として専門家の視点を活かしたオーダーメイドの車椅子・座位保持装置を多くのユーザーに届けています。

車いすユーザーの身体の状態や生活の在り方はそれぞれ異なります。しっかり姿勢保持をすると身体の安定が得られる反面、動きが制限され痛みの原因になる事や変形などの二次障害を起こすこともあります。身体の状態と患者様のニーズから、どのようなシーティングの工夫をするといいのか、事例を通して一緒に考えました。また車いすは高額なため制度利用のフォローや、最新の素材についても教えていただきました。

講義後の感想では、「その人に合った車椅子は活動範囲の拡大につながる」「素材やパーツなどは車のようで興味がわいた」「自分たちがどのように利用者に介入する事が出来るかわかった」「理学療法士や作業療法士の情報が車椅子制作に必要となることから連携が重要だと実感した」と述べられていました。

これからも活躍する先輩をとおして、リハビリテーションの知識を社会貢献に活かす技術を学んでもらえたらと思います。