学科案内

子ども教育学科

子ども教育学部 子ども教育学科
男女定員78名 〔宇品キャンパス〕

学科の特徴

1年後期から、自分の特性や希望を考えて、コースを選択

1年前期は大学の学びに慣れ、自分の未来を見つめなおす期間。基礎教養を身につけながら、小学校、幼稚園、保育所を見学。後期からの進路を決めます。

コース選択

小学校

児童福祉施設

など

幼稚園

小学校

児童福祉施設

など

幼稚園

保育所

認定こども園

児童福祉施設

など

(知的障がい者・肢体不自由者・病弱者)

特別支援学校

小学校

など

小学校

中学校

高等学校

スポーツ関連施設

など

医療系学部と連携し、子どものからだや心を理解した
支援・ケアができる教育者・保育者を育てます。

子ども教育学部では、教育・保育の知識・技能はもちろんですが、教育的ケアや福祉的ケアを理解し、子どもたち一人ひとりのことを考えて、関わる方法を学んでいきます。

さらに、看護とリハビリテーションという医療系学部と連携した特色ある授業が多くあり、 子どものからだや病気・保健に関する最新の情報や医療的ケアの方法、カウンセリング技法などを学ぶことができます。 一人ひとりの子どものからだ・心を丸ごと理解し、子どもたちの豊かな未来を創造する人材を育成します。

こどもケアセンター”い~ぐる”

地域の子育て支援を目的に創設された「い~ぐる」は、0,1,2歳児とその保護者が集い交流する部屋です。
キャンパスの中にあるため、日々の授業の行き帰りに立ち寄る学生も多く、「かわいい」「また、あの子に会えた!」と歓声が上がります。
休憩時間に自分から子どもと遊ぶ体験をする学生もいます。

「乳児保育」などの授業で行くことも多く、子どもたちとふれあう中で、講義の学びと子どもの発達を結びつけて関心が深まったり、 自分が関わった手ごたえを感じ取ったり・・・そのふれあいから、よき保育者・教育者になりたいという意欲が高まっているようです。
その様子を見守っておられる保護者の方と、会話が弾むこともあります。

育てる楽しさだけでなく苦労もお聞きして、「子育て」という営みを知ることができます。
また、アドバイザーはベテランの保育士たち。
先生方のふるまいや言葉が、どんなふうに子どもの心を動かし保護者を温めているか、じかに見ることができます。
先生方が毎日提供している、わらべうたや絵本の会は、優れた児童文化財を学ぶ場にもなっています。

”い~ぐる”では定期的にイベントを開催し、学生が近隣の子どもたちと交流しています。

センター長

國清 あやか

教授

”い~ぐる”がめざすのは、「日々の子育ての中でホッと息をつく場所」。
キャンパスに子どもたちの笑い声が響き、お母さんたちがリラックスした表情をされていると、 私たちもうれしくなります。
ここに集う学生たちもまた、子どもと気持ちが通じあう喜びが強まり、保育や教育に欠かせない、 子どもへのまなざしを身につけていきます。

ひろしま人間教育研究センター

小学校での授業研究を中心に「研究交流提携事業」を積極的に推進している拠点です。
授業力の向上をめざす現場教師へ指導助言を提供するとともに、小学校教師をめざす本学科生も授業研究に参画し、 切磋琢磨しながら資質向上に努めています。
教育行政との関係構築や学校間連携の仲立ちなども構築しています。

医療現場での「ケアカンファレンス」のように、教育現場においても困り感のある子どものバリアを取り除き自尊感情に 支えられた学力を保障していくために「授業カンファレンス」に取り組んでいます。
子ども一人ひとりをケアする「心」と専門的な「技」が育まれ、『心技一体の授業力』の土台を作っていきます。

現場の先生を大学へ招いたり、小学校へ出向いたりしながら、授業の実践感覚を磨き合っています。

センター長

戸谷 敦子

教授

「認識の違いを否定・排除する学力」や「競争に勝つための独りよがりの学力」をとても警戒しています。
ほんものの学力とは、隣で困っている人に共感してケアできたり、異質を練り合わせてより質の高い認識を生み出す「社会貢献のための学力」。 こうした学力形成を担う教師が、授業の中で子どもと育ち合うことができるのが学校です。

カリキュラム

近年、発達障害などの特別な支援を必要とする子どもが増えています。
医療系学部を併設している本学の強みを活かし、医学や福祉の分野にも精通する教育者を育成する独自のカリキュラムを作成。 これからの教育の専門家として必要なケアと教育・保育、両面の知識や技術を身につけます。

ピックアップカリキュラム

特別支援教育コースの1年生には、「知的障害児教育」の授業があります。

子どもたちが数学的な見方・考え方、アイデアを素晴らしいと実感し、「わかった。できた」の達成感や成長実感の得られる授業がつくれるようになることをめざします。

子どもの発達の連続性を保障する授業をめざします。

幼児に対する関心をもち、これから学ぶ発達の理論的な学修につなげます。

学びのベーシック

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大学での講義にかかわる学び方の基礎的方法と研究の捉え方について学びます。小学校、幼稚園、保育所を訪問し、参加しながら実際の仕事について学ぶ機会をもちます。

比較文化論

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国際性は、海外に赴く人のみならず、「内なる国際化」として外国人児童数の増加する学校現場で求められる資質です。 異文化を理解し、自文化についても伝え、共生、協働するためにはどのような知識・意識・行動が必要なのかを考え学んでいきます。

子どもと環境

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人間の成長にとって環境は非常に大事です。大学近くにある海辺や自然林の観察、文化施設・医療機関・子どもの遊び場の見学をしながら、豊かな人間性を育む自然・社会環境等について考察していきます。

子どもと食育

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乳幼児期・学童期の子どもの心身の発達は食と密接に関わり、何をどう食べるのかは、子どもの背景にある家庭・社会と結びつきます。このような食のもつ多面性を実習を通して考察し、食育の意義を学びます。

学童保育論

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現代社会のニーズと学童保育の実態を把握し、学童期の子どもの心身の発達をふまえながら学童保育の意義や機能について理解します。さらに世界における学童保育の実態にもふれ、多角的視点から学童保育を学びます。

発達障害カウンセリング

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実践的な視点から発達障がいを理解し、発達障がいの子どもたちがよりよい自立へ向かうための対応や支援の方法を学びます。

教育課程表

シラバス閲覧

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教員紹介

氏名職位教育・研究分野主要担当科目
ニノミヤ タカシ
二宮 孝司
教授(学部長)特別活動指導法、授業論・ICT教育特別活動指導法、ICT活用の理論と実践 ほか
カトウ ヒロミ
加藤 弘美
教授(学科長)障害児心理、障害児保育保育の発達心理学、発達障害カウンセリング論 ほか
ハヤシ トシオ
林 俊雄
教授(学生部長)体育科教育学、運動文化初等体育、保育内容(健康Ⅰ) ほか
クニキヨ アヤカ
國清 あやか
教授
(学部長補佐・子どもケアセンター長)
美術科教育、図画工作科教育図画工作、保育内容(表現Ⅲ) ほか
コンドウ タケシ
近藤 毅
教授算数・数学教育学、学級経営論初等算数、キャリア教育Ⅲ ほか
スザキ アサコ
須崎 朝子
教授音楽科教育、幼児教育・保育学初等音楽、保育内容(表現Ⅰ) ほか
チクリンジ タケシ
竹林地 毅
教授知的障害教育、ファシリテーション障害児の教育課程と指導法、知的障害児教育演習 ほか
トヤ アツコ
戸谷 敦子
教授
(ひろしま人間教育研究センター長)
英語教育学、国際協力・異文化理解初等英語、比較文化論 ほか
フカザワ エツコ
深澤 悦子
教授幼児教育方法、保育教育方法思想保育原理、幼児理解の理論と方法 ほか
ブツエン ヒロノブ
佛圓 弘修
特任教授社会科教育、授業論初等社会、ヒロシマのこころ ほか
アンベ タカユキ
安部 隆之
准教授体育方法学・実習、(アダプテッドスポーツ)
ケイトク カツジ
慶徳 克二
准教授体育方法学・実習、(バスケットボール)
ゴンダ アズサ
権田 あずさ
准教授生涯発達学、保育学乳児保育Ⅰ・Ⅱ、指導案実践研究 ほか
タキグチ ミエ
瀧口 美絵
准教授国語教育学、メディア教育初等国語、初等国語科教育法 ほか
トミナガ リサコ
冨永 梨紗子
准教授
モリシタ マミ
森下 真実
准教授教育経営学、学校組織経営教職入門、学校経営論 ほか
カネダ ミユキ
金田 美幸
講師保育学、子育て支援子ども家庭支援論、児童文化 ほか
カネハラ リョウ
金原 遼
講師
コイド ユウキ
古井戸 祐樹
講師
フルドノ シンタ
古殿 真大
講師特別支援教育、教育社会学、医療社会学特別支援教育、特別支援教育総論
ヨシハラ ナオキ
吉原 直樹
助教社会福祉学社会福祉、社会的養護 ほか
タハラ ヒロナ
田原 弘菜
助手

学納金等納入金

科 目入学時(前期)納入金後期納入金額2年次以降納入金(年額)
入学金200,000円
授業料420,000円420,000円840,000円
教育充実費100,000円100,000円200,000円
合計720,000円520,000円1,040,000円
  • 2、3、4年次の納入金は、初年度と同様、前期と後期の分割になります。
  • 入学後テキスト代、教材費、実習服代、保険料等約100,000円程度が必要です。
  • 上記以外に、委託徴収費として秀友会(会費:8,000円)を徴収します。また、保護者の会(会費:20,000円)を徴収します。
  • 保育実習・教育実習等の諸経費が別途必要です。

※次年度以降の授業料等はスライド制(人事院勧告・物価上昇率等)により定めます。

「高等教育の修学支援制度」に予約をされた受験生

国が実施する「高等教育の修学支援制度」に予約をされた方は、本学の入学手続き時の入学学納金(授業料・教育充実費)の納入方法が異なります。 『予約採用』の決定者又は申請者は、合格通知書類に同封する指定の用紙を提出してください。

教員メッセージ

ここで学ぶことは、あなたが志す道を歩むための技術や知識だけではありません。 あなたとみんなの笑顔のために、あなた自身が道を切り拓き、踏み固めるための力を身につけます。 実績・経験豊富な同じ道の先人たちがあなたを待っています。

子ども教育学科
学科長

加藤 弘美

教授

子ども教育学科

竹林地 毅

教授

子ども教育学科

國清 あやか

教授

子ども教育学科

深澤 悦子

教授

子ども教育学科

須崎 朝子

教授

子ども教育学科

富永 梨紗子

准教授

活躍する卒業生

現場で活躍している先輩たちからのメッセージ

本学で学んだ知識と技術を活かして、多くの先輩たちが社会で活躍しています。
実際の仕事の内容、心構えや思い、同じ道を志す皆さんへのメッセージを語っていただきました。

公立小学校教諭

中川 優美

さん

公立こども療育センター

中西 勇貴

さん

公立保育園

齋藤 龍弥

さん

広島県立黒瀬特別支援学校

日浦 千穂

さん

広島市立上温品小学校

西本 楓

さん

広島都市学園大学附属保育園

渡邊 琉華

さん

庄原市立小学校

岩本 敏生

さん

広島市立小学校

井手口 智哉

さん

広島都市学園大学附属保育園

古本 紀佳

さん

渡邊 琉華

さん

渡邊 琉華

さん

三次市立和田小学校

神田 経

さん

北九州市立徳吉保育所

藤﨑 ちひろ

さん

広島都市学園大学附属保育園

学生にとっては、日常的に子どもとふれ合い、健やかな成長を促す環境を理解できるだけでなく、 子育て真っ最中の保護者と接する中で「育ち」「育てる」営みを実感しながら、子どもとともに成長できる場にしていきます。

保育や幼児教育、児童社会福祉等の理論を活かしながら、附属保育園で子どもたちと向かいあうことで、あそびや生活について実践的に学びます。

園長

嶋田 栄子

先生

大学附属保育園は、「親子が安心できる保育園」「子どもがよりよく育つ保育園」「地域に開かれた保育園」になることをめざしています。
たくましい心と身体を育て、生きる力の基礎を育むという保育方針の下、地域や学内のいろいろな世代の人々に見守られながら、 子どもたちが「今日は何をしてあそぼうかな」と毎日わくわく笑顔で登園できる保育を、スタッフ一同ワンチームとなって営んでいます。

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