安田 陽さん
修了生からのメッセージ
夢を叶えた修了生
今は大変だと感じることも、振り返れば必ず自分の力になっています。
言語聴覚士を志し専攻科に入学したきっかけを教えてください。
最初は言語聴覚士という仕事があること自体知りませんでした。
4年制大学を卒業した後、広島に帰ってきて、大学で学んだこととも全く関係ない仕事をしていました。その日々の中で将来のことを考えた時に、何かもっと自分自身が成長し続けることができ、かつ人の役に立つ仕事がしたいという想いが沸き、具体的な転職を考えるようになりました。
小さい頃から医療系の仕事に憧れがあったため、看護師や理学・作業療法士の資格を取ろうかと悩んでいる時に、知り合いの保健師の方から言語聴覚士という仕事があるということを教えていただきました。
調べていく中で少しずつ、「言語聴覚士になりたい」という気持ちが大きくなりました。地元に大卒2年課程で通える養成校があることを知り、入学を決意しました。
学生生活で楽しかったこと・苦労したこと・悩んだことを教えてください。
楽しかったこと
同じ目標を持つ仲間と励まし合いながら過ごす時間はとても充実していました。
勉強の合間に食堂で美味しいご飯を食べたり、アイスを食べたり、日々の他愛ない話で笑い合えた時間がリフレッシュにもなりました。同じ目標を持つ仲間との出逢いも、2年を乗り越えていく上ではとても大切なものであったと感じます。
苦労したこと
今まで勉強したことのない専門的な知識を、たった2年間で習得しなければならないことが何よりも大変でした。覚えることが多く、勉強が苦手な私にとって、最初は何をどう勉強していけばいいかも分からない状態でした。
できるだけ勉強する時間を作るようにして、自分が集中できる環境を探しました。また、クラスメートに自分が分からないところを聞いたり、先生方に質問をしにいったりして、疑問をなるべく残さないようにしていました。
悩んだこと
期末テストで思うように点数が取れなかった時には悔しくて落ち込む事もありました。2年間がんばれるのか、国家試験に合格する事ができるのか、と不安が積み重なることも多々ありました。
模擬試験では、後半になると点数が少しずつ上がっていくのですが、なかなか合格ラインを越えられない時には、真っ先に先生方に相談させて頂きました。
2年制というカリキュラムは、終わってみてどうだったと感じましたか。
2年間は本当にあっという間だったと感じています。あっという間だからこそ1日1日を大切に学ぶことが出来ました。授業や実習、国家試験対策など常にやるべきことが多く、大変な時期もありましたが、今となっては、その時期を乗り越える過程において、様々な知識や技術を身につけることができたように感じます。
何より、自分が自分の成長を実感することができた2年間だったと言えるような気がします。
就職活動において、どのようなことを心がけていましたか。
自分が将来どのような言語聴覚士になりたいかを考えながら就職先を選びました。さまざまな症例を経験しながら知識を身に付けたいという思いと、自分自身をさらに成長させる機会を求めて、県外での就職を希望しました。慣れない土地での生活への不安もありましたが、より多くの学びの機会が得られる環境を重視し、いくつかの病院の説明会を聞いて、東京での就職を決意しました。
国家試験の勉強に専念する時期を振り返って、どのように過ごしていましたか。
1年生の終わり頃、初めての模試を受けました。その時は合格点まで程遠く、このままではいけないと強く感じた記憶があります。やるしかないと腹をくくって、できること、考え付くこと、やったらいいと言われたことは実践するようにしました。
模試を重ねる中で自分の得意分野、苦手分野が見えてきました。自分の弱い部分を自覚しそこを補足していくのか、もしくは強みの部分を伸ばしていくのかなど、先生方に相談し、私に合った方法を探りました。また、国家試験直前には口頭試問のスケジュールを組んでいただき毎日学校に通って勉強に励みました。
不安は常にあり、不安で押しつぶされそうになったり、泣いてしまったりすることもありましたが、クラスメートや先生方、両親と、たくさんの方々の支えがあったからこそ、最後まで諦めずに取り組むことができたと感じています。
現在、夢を叶えて、言語聴覚士としての一歩を歩み始めました。今の仕事内容と日々感じていることを聞かせてください。
現在、東京・初台リハビリテーション病院の回復期リハビリテーション病棟で働いています。実際に働き始めると学生時代に学んだ 知識だけでは対応できない場面も多く、日々勉強の連続だと感じています。
一方で訓練を通じて患者さまから感謝の言葉をいただくと大きなやりがいを感じます。日々の業務の中では、患者さまが何に困っているのか、退院後の生活をどのように送りたいのかなどを考えながら関わることを大切にしています。患者さま一人ひとりに合わせた支援ができるよう、これからも知識と技術の向上に努めて、学び続けていきたいです。
これから学びを深める専攻科の学生へメッセージをお願いします。
専攻科での2年間は本当にあっという間です。授業や実習、国家試験対策など大変なことの方が多いと感じるかもしれませんが、その一つひとつが臨床に向けた大切な経験になります。
勉強や実習で悩んだ時には一人で抱え込まずにクラスメートや先生、家族など、身近な人を頼ってください。私自身も多くの人に支えていただきながら乗り越えることができました。
今は大変だと感じることも、振り返れば必ず自分の力になっています。皆さんが充実した学校生活を送り、言語聴覚士になるという目標を叶えられるよう、応援しています。私も負けないようにがんばります!

