科目コード
R6036
授業科目名
予防理学療法学
担当者
平岩 和美 ・ 藤村 昌彦
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
2年
前期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
疾患や障がいのある人を対象としてきた理学療法に、疾病予防、健康増進など新たな分野での貢献が期待されている。このような健康増進のための理学療法について講義を行う。疾病予防、健康増進について知識を提供し、対象者の健康を支援する視点を養う。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
対象者の能力や身体状況、生活に応じて適切な指導助言ができる。健康増進のための運動、栄養、休息について説明できる。地域在住の虚弱高齢者に対して、適切な運動指導や体力評価を行うことができる。自分や家族の生活習慣改善を提案できる。
履修上の注意事項
配布資料に授業内容を書き込んでください。私語、携帯電話の使用を禁止します。授業中に提示する用具を破損しないよう丁寧に取り扱うこと。授業中行う課題は評定に入りますので欠席しないこと。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 ヘルスプロモーション総論、予防理学療法の概念整理 【平岩】 事前学習教科書第1章の精読、事後学習予防概念まとめ60分
2 フレイル・サルコペニア・ロコモティブシンドロームの理解と関連用語 【平岩】 事前学習教科書第2章の精読、事後学習関連用語まとめ60分
3 運動処方のリスク管理 【平岩】 事前学習教科書第3章、第10章Eの精読、事後学習運動上のリスクまとめ60分
4 認知機能・精神心理機能・QOLの評価 【平岩】 事前学習教科書第6章の精読、事後学習機能評価まとめ60分
5 栄養の取り方、代謝と管理、口腔衛生 【平岩】 事前学習教科書第12章の精読、事後学習栄養管理まとめ60分
6 ストレスと休養、睡眠 【平岩】 事前学習配布資料の精読、事後学習休養の方法まとめ60分
7 認知症予防 【平岩】 事前学習教科書第9章の精読、事後学習認知症予防まとめ60分
8 運動を習慣化させる行動変容 【平岩】 事前学習教科書第11章の精読、事後学習トランスセオレティカル・モデルまとめ60分
9 なぜ、予防的理学療法が必要なのか? 【藤村】 事前学習教科書第1章の精読、事後学習配布資料による予防理学療法まとめ60分
10 加齢による虚弱高齢者対策 【藤村】 事前学習教科書第7章の精読、事後学習配布資料による加齢による変化まとめ60分
11 高齢者の運動評価 【藤村】 事前学習教科書第4章5章の精読、事後学習配布資料による運動評価まとめ60分
12 生活不活発病の対策 【藤村】 事前学習教科書第10章の精読、事後学習配布資料による生活不活発病まとめ60分
13 転倒予防対策 【藤村】 事前学習教科書第8章の精読、事後学習配布資料による転倒予防まとめ60分
14 脳血管障害の対策と予防 【藤村】 事前学習教科書第13章の精読、事後学習配布資料による脳血管疾患予防まとめ60分
15 腰痛症の対策と予防 【藤村】 事前学習教科書第13章の精読、事後学習配布資料による腰痛症まとめ60分
成績評価方法
期末試験。試験が困難な場合は提出課題を総合的に評価。ただし、5回以上の欠席(課題未提出)は評価の対象としない。2回の遅刻(課題提出の遅れ)は1回の欠席とみなす。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
理学療法士・作業療法士のためのヘルスプロモーション理論と実践 改訂第2版(南江堂) 978-4-524-20351-2
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
虚弱・高齢者のための健康体操テキスト・奈良勲、藤村昌彦(医歯薬出版) 978-4263211496
エクササイズ科学―健康体力つくりと疾病・介護予防のための基礎と実践・田中喜代次、田畑泉(文光堂) 978-4830651779
健康長寿をめざす健康管理学 岡田悦政偏八千代出版 978-4842915401
教員からのメッセージ
わからない事は教科書や参考書で調べ質問してください。授業の内容を自分の生活習慣と照らし合わせ、健康管理の参考としてください。
教員との連絡方法
平岩和美:309教員室 hiraiwa@hcu.ac.jp
藤村昌彦:211教員室 masafuji@hcu.ac.jp
実務経験のある教員
平岩和美、藤村昌彦:虚弱高齢者介護予防、生活期理学療法(施設リハビリテーション、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション)の診療経験と知見を教育に生かします。