科目コード
S23202
授業科目名
言語発達障害演習Ⅲ
担当者
河村 千夏
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
2年
前期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
この講義では、小児のコミュニケーション障害に関する具体的なアプローチ方法の理解を目指します。
DPとの関連
①人間を広い領域から捉え、人を愛する心と専門技術を統合できる能力を身につける
②言語聴覚障害学について深い専門的知識を修得し、それを臨床において適切に応用することができる能力を身につける
③職務遂行に必要な社会性、倫理観、専門職業人としての自覚を身に付け、多様な患者、家族、医療・福祉関係者等と円滑なコミュニケーションを取ることができる能力を身につける
④複雑で多様な障害について常に科学的に探究する姿勢をもち、積極的に自己研鑚し続ける能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(修了認定の方針)=修了までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
事例や実演を通して、言語発達障害の症状に伴う実態把握と、実態に沿った指導プログラムの立案技術を習得する。
履修上の注意事項
事例や実演を通して、評価の実際、具体的な目標設定や課題内容、課題の実施について理解を深めていきます。
8,9回脳性麻痺の演習は、言語発達障害Ⅳ講義が終了次第、協力者の来校可能日で計画する予定です。
10回からの実技演習は協力者の来校可能日で計画する予定です(土日長期休暇期間にあたる可能性あり)。
遅刻は2回で欠席1回扱い、開始後20分以降は欠席扱いですが、やむを得ず遅れた場合も参加してください。
レポートや提出課題はC-learningより指示を出します。提出もC-learningでお願いします。
提出物は期限、課題量の指定を守りましょう。提出が遅延する場合には事前に連絡を頂いていたら対応いたします。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 小児の言語聴覚療法の流れ、障害の概要、評価法の復習 1年時の知能検査・発達検査・言語発達検査等の復習(60分)
2 検査からのアセスメント:発達検査、言語発達検査 遠城寺式発達検査、LCスケール復習(60分)
3 障害特性に合わせた訓練計画の立案:知的障害 知的障害の概要について復習(60分)
4 検査からのアセスメント:発達検査、言語発達検査 新版K式発達検査、PVT-R復習(60分)
5 障害特性に合わせた訓練計画の立案:特異的言語発達障害 特異的言語発達障害について復習(60分)
6 検査からのアセスメント:知能検査、認知発達検査 WISC-4、KABC-2について復習(60分)
7 障害特性に合わせた訓練計画の立案:発達障害 発達障害について復習(60分)
8 検査からのアセスメント:発達検査、構音検査 KIDS、新版構音検査について復習(60分)
9 障害特性に合わせた訓練計画の立案:脳性麻痺 脳性麻痺について復習(60分)
10 実技演習:事前準備 事例事前情報を読んでおく(60分)
11 実技演習:言語発達障害児のアセスメントの実際 実技に向けた教材等の準備(60分)
12 実技演習:言語発達障害児のアセスメントの実際 実技に向けた教材等の準備(60分)
13 実技演習:言語発達障害児の訓練の実際 実技に向けた教材等の準備(60分)
14 実技演習:言語発達障害児の訓練の実際 実技に向けた教材等の準備(60分)
15 振り返り・まとめ・報告書作成 報告書の作成(60分)
成績評価方法
期末試験[50点満点]と提出物・レポート[50点満点]で評価します。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
言語発達障害学 第3版(標準言語聴覚障害学)【深浦順一編集】( 医学書院) 978-4260043427
言語聴覚士テキスト第3版【大森孝一ほか(編)】(医歯薬出版) 978-4263265604
各検査のマニュアル、解説ビデオ等
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
C-learningにて都度紹介していきます。
教員からのメッセージ
1年次の言語発達障害講義・演習内容、講義資料を再度確認・整理しておきましょう。
ディスカッションをしたり、図書館にある書籍を積極的に活用したり、教材を工夫したりして、発想をひろげるようにしましょう。
教員との連絡方法
演習のあと質問があれば承ります。C-learningからの連絡、質問も承ります。
実務経験のある教員
言語聴覚士として小児療育センター及び特別支援学校にて言語発達障害児の臨床経験のあり、現在言語聴覚研究所付属相談室にて小児の言語相談・指導に携わる教員が担当する。