高次脳機能障害Ⅰ

三上　裕子

2024

必修

1年

後期

10回

1単位

脳の機能としての高次脳機能障害（学術的定義における高次脳機能障害）を理解する。各論として、注意障害・記憶障害・遂行機能障害・失行・失認・半側空間無視について、定義・症候・病巣について学び、それらの生活場面での現れ方や支援方法ついて考察する。また、それぞれの障害に関する検査の概要を理解する。また、認知症についても、原因疾患ごとに障害の特徴を理解し、支援の方法を学ぶ。

①人間を広い領域から捉え、人を愛する心と専門技術を統合できる能力を身につける	○
②言語聴覚障害学について深い専門的知識を修得し、それを臨床において適切に応用することができる能力を身につける	◎
③職務遂行に必要な社会性、倫理観、専門職業人としての自覚を身に付け、多様な患者、家族、医療・福祉関係者等と円滑なコミュニケーションを取ることができる能力を身につける	○
④複雑で多様な障害について常に科学的に探究する姿勢をもち、積極的に自己研鑚し続ける能力を身につける	○
※DP：ディプロマ・ポリシー（修了認定の方針）＝修了までに身に付けるべき資質・能力

１　高次脳機能障害にかかわる基本的な概念を説明できる。
２　各障害や症候群にかかわる専門用語を理解し、説明できる
３　各障害や症候群の主な症状と病巣を理解し、説明できる。

遅刻は2回で欠席１回扱い、開始後20分以降は欠席扱いですが、やむを得ず遅れた場合も参加してください。
毎回、小テストを行い、提出してもらいます。提出物はすべて提出ずみであることが評価の前提です。

回数	講義内容【担当教員】	事前・事後学修
1	高次脳機能障害総論（用語）、視覚認知の障害 【三上】	用語のまとめを作成
2	視空間障害、ゲルストマン症候群 【三上】	用語のまとめを作成
3	聴覚認知の障害、病態失認 【三上】	用語のまとめを作成
4	行為・動作の障害 【三上】	用語のまとめを作成
5	行為・動作の障害 【三上】	用語のまとめを作成
6	記憶の障害 【三上】	用語のまとめを作成
7	記憶の障害 【三上】	用語のまとめを作成
8	前頭葉と遂行機能障害 【三上】	用語のまとめを作成
9	脳梁離断症候群その他 【三上】	用語のまとめを作成
10	認知症 【三上】	用語のまとめを作成

小テスト20％　定期試験80％
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。

書名・著者（出版社）	ISBNコード
高次脳機能障害学　第３版【阿部晶子/吉村貴子（編）】（医学書院）	978-4-260-04306-9

書名・著者（出版社）	ISBNコード
高次脳機能障害の評価【田川晧一/池田学（編）】（西村書店）	978-4-86706-013-1
高次脳機能障害学【石合純夫】（医歯薬出版）	978-4-86706-013-1

専門用語がたくさん出てきます。小テストには、必ず復習をして臨んでください。
脳の解剖に関する知識も重要です。復習しながら、再度、覚えてください。

207研究室　初回講義時に説明する

言語聴覚士としての臨床経験を活かして、臨床現場を想定し授業を行う。