失語症Ⅰ

三上　裕子

2024

必修

1年

前期

10回

1単位

失語症の症状、分類、評価、検査、診断、リハビリテーションのプロセスを理解するための基礎知識を習得する。失語症の定義・原因・鑑別・言語症状・タイプ分類などの基本概念について学ぶ。

①人間を広い領域から捉え、人を愛する心と専門技術を統合できる能力を身につける	○
②言語聴覚障害学について深い専門的知識を修得し、それを臨床において適切に応用することができる能力を身につける	◎
③職務遂行に必要な社会性、倫理観、専門職業人としての自覚を身に付け、多様な患者、家族、医療・福祉関係者等と円滑なコミュニケーションを取ることができる能力を身につける	○
④複雑で多様な障害について常に科学的に探究する姿勢をもち、積極的に自己研鑚し続ける能力を身につける	○
※DP：ディプロマ・ポリシー（修了認定の方針）＝修了までに身に付けるべき資質・能力

１　失語症の定義・原因疾患・鑑別について説明できる。
２　言語情報処理モデルについて説明できる。
３　失語症の言語症状をモダリティ別に説明できる。
４　失語症候群の概念と意義について、また、各症候群の特徴を説明できる。

遅刻は2回で欠席１回扱い、開始後20分以降は欠席扱いですが、やむを得ず遅れた場合も参加してください。
ほぼ毎回、小テストまたは小レポートを行い、提出してもらいます。提出物はすべて提出ずみであることが評価

回数	講義内容【担当教員】	事前・事後学修
1	失語症の定義・鑑別診断 【三上】	事後：用語のまとめ
2	失語症の原因疾患・病巣 【三上】	事後：用語のまとめ
3	失語症の言語症状（発話面） 【三上】	事後：用語のまとめ
4	失語症の言語症状（発話面）・言語情報処理モデル 【三上】	事後：用語のまとめ
5	失語症の言語症状（聴覚的理解面）・言語情報処理モデル 【三上】	事後：用語のまとめ
6	失語症の言語症状（文字言語）・言語情報処理モデル 【三上】	事後：用語のまとめ
7	失語症によらない文字言語の障害 【三上】	事後：用語のまとめ
8	失語症の回復、失語症の近縁症状・随伴症状 【三上】	事後：用語のまとめ
9	失語症候群 【三上】	事後：用語のまとめ
10	失語症候群 【三上】	事後：用語のまとめ

小テスト・小レポート20％　定期試験80％
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。

書名・著者（出版社）	ISBNコード
失語症学　第３版【藤田郁代/立石雅子（編）】（医学書院）	978-4-260-04307-6
言語聴覚士テキスト第３版【大森孝一ほか（編）】（医歯薬出版）	978-4263265604

書名・著者（出版社）	ISBNコード
病気がみえる　vol.7 脳・神経【医療情報科学研究所 (編集)】（メディックメディア）	978-4896326864

小テストには、必ず復習をして臨んでください。

207研究室　初回講義時に説明

言語聴覚士としての臨床経験を活かして、臨床現場を想定し授業を行う。