科目コード
S21104
授業科目名
言語聴覚障害診断学Ⅲ
担当者
河村 千夏
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
1年
前期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
小児の言語障害の領域での初回面接(インテーク)からスクリーニング評価、検査の選択までの流れとその具体的な方法・技術を習得する。面接や行動観察の仕方、その他評価に必要な情報を収集し、まとめるまでの方法を学び、実践できるようにする。
DPとの関連
①人間を広い領域から捉え、人を愛する心と専門技術を統合できる能力を身につける
②言語聴覚障害学について深い専門的知識を修得し、それを臨床において適切に応用することができる能力を身につける
③職務遂行に必要な社会性、倫理観、専門職業人としての自覚を身に付け、多様な患者、家族、医療・福祉関係者等と円滑なコミュニケーションを取ることができる能力を身につける
④複雑で多様な障害について常に科学的に探究する姿勢をもち、積極的に自己研鑚し続ける能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(修了認定の方針)=修了までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1 面接・行動観察・カルテ・他職種などからの情報収集の重要性を説明でき、評価に必要な情報を収集し、記述できる
2 評価に必要な情報を収集するために、面接や行動観察が実践できる
履修上の注意事項
配布資料もありますが、毎回必ずテキストを持参してください。
遅刻は2回で欠席1回扱い、開始後20分以降は欠席扱いですが、やむを得ず遅れた場合も参加してください。
レポートや提出課題はC-learningより指示を出します。提出もC-learningでお願いします。
提出物は期限、課題量の指定を守りましょう。提出が遅延する場合には事前に連絡を頂いていたら対応いたします。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 言語発達障害とは 言語発達障害学P34~51を読んでおく(120分)レポート作成(60分)
2 言語発達障害のスクリーニング・アセスメント:情報収集 評価学テキストP42~49、109~114、言語発達障害学P54~58を読んでおく(120分) レポート作成(60分)
3 言語発達障害のスクリーニング・アセスメント:行動観察 評価学テキストP115、言語発達障害学P56~58を読んでおく(120分)レポート作成(60分)
4 言語発達障害のスクリーニング・アセスメント:検査 評価学テキストP117~119、言語発達障害学P59~69を読んでおく(120分) レポート作成(60分)
5 小児の言語聴覚評価:構音障害 評価学テキストP149~161を読んでおく(120分) レポート作成(60分)
6 小児の言語聴覚評価:摂食嚥下障害 評価学テキストP187~196を読んでおく(120分) レポート作成(60分)
7 小児の言語聴覚評価:聴覚障害 評価学テキストP210~223、聴覚障害学テキストを読んでおく(120分) レポート作成(60分)
8 面接・検査結果の報告 評価学テキストP119~121、246~249、言語発達障害学P70~73を読んでおく(60分)レポート作成(60分)
成績評価方法
事前課題の実施20%、講義内課題・レポート80%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
標準言語聴覚障害学 言語聴覚療法 評価・診断学【(監修)藤田 郁代】(医学書院) 978-4-260-04148-5
標準言語聴覚障害学 言語発達障害学 第3版【深浦順一 他 編】(医学書院) 978-4-260-04342-7
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
明日からの臨床・実習に使える言語聴覚障害診断: 小児編【大塚裕一 編著】(株式会社医学と看護社) 978-4-906829-95-8
教員からのメッセージ
この科目は言語発達障害の各論及び演習における基礎になります。
講義終了後は、資料を読み返し、専門用語等わからないことがあれば、各自調べて知識を深めておいて下さい。 
教員との連絡方法
講義後、質問等あれば承ります。C-learningでの連絡質問も承ります。
実務経験のある教員
言語聴覚士として小児療育センター及び特別支援学校にて言語発達障害児の臨床経験のあり、現在言語聴覚研究所付属相談室にて小児の言語相談・指導に携わる教員が担当する。