科目コード
S21103
授業科目名
言語聴覚障害診断学Ⅱ
担当者
平松 哲哉
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
1年
前期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
主に成人領域の言語聴覚療法における記録の方法、初回面接(インテーク)からスクリーニング評価、検査の選択までの典型的な流れとその具体的な方法・技術を習得する。
DPとの関連
①人間を広い領域から捉え、人を愛する心と専門技術を統合できる能力を身につける
②言語聴覚障害学について深い専門的知識を修得し、それを臨床において適切に応用することができる能力を身につける
③職務遂行に必要な社会性、倫理観、専門職業人としての自覚を身に付け、多様な患者、家族、医療・福祉関係者等と円滑なコミュニケーションを取ることができる能力を身につける
④複雑で多様な障害について常に科学的に探究する姿勢をもち、積極的に自己研鑚し続ける能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(修了認定の方針)=修了までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1 カルテの記録方法がわかり、映像を見て記録することができる
2 面接の技法について例を挙げて具体的に説明できる
3 カルテや他職種から必要な情報を収集・選択し、記述できる
4 成人ケースの初回面接を実施し、記録できる
5 成人ケースのスクリーニング検査を実施し、結果を報告書にまとめることができる
履修上の注意事項
実際に練習を積むことが大事です。必ず出席してください。
1回程度、補講が加わる可能性があります。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 訓練・指導・援助とは、記録と報告書の作成 事前:使用テキストの確認と内容確認(120分) 事後:各記録、報告書のまとめ(120分)
2 模擬訓練記録・模擬報告書の作成 事前:各種報告書の予習(120分) 事後:新規用語の理解(120分)
3 情報収集 → 模擬カルテの読み込み 事前:p7-16を読む(120分) 事後:情報収集の内容と場面の理解(120分)
4 初回(インテーク)面接と面接の技法、インテーク用紙の作成 事前:インテーク面接の理解(120分) 事後:各項目の目的を確認(120分)
5 模擬インテーク面接の実施 事前:インテーク面接技法の確認(120分) 事後:FB内容の復習(120分)
6 スクリーニング検査 事前:スクリ―ニング検査の目的・内容の理解(120分) 事後:FB内容の復習(120分)
7 スクリーニング検査の実施、スクリーニング検査からの報告書作成 事前:スクリーニング検査の練習(120分) 事後:FB内容の復習(120分)
8 さまざまなスクリーニング検査、まとめ 事前:各種スクリーニング検査の予習(120分) 事後:FB内容の復習(120分)
成績評価方法
実技試験50% 課題提出50%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
図解 言語聴覚療法技術ガイド【深浦 順一】(文光堂) 978-4830645112
言語聴覚療法 評価・診断学【深浦順一/植田恵(編)】(医学書院) 978-4-260-04148-5
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
言語聴覚所外診断―成人編【都築澄夫(監) 大塚裕一(著)】(医学と看護社) 978-4-909888-18-1
教員からのメッセージ
授業時間外にも練習をしてください。
教員との連絡方法
304研究室 メールは初講に連絡。
実務経験のある教員
病院でコミュニケーション障害や摂食嚥下障害のリハビリテーション実務経験を有する教員(言語聴覚士)が、実際の臨床業務に必要な技術習得にむけた教育をおこなう。