科目コード
S21101
授業科目名
言語聴覚障害概論
担当者
言語聴覚専攻科全教員
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
1年
前期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
言語聴覚士とはどのような職業か、その領域、歴史、職務内容や概略について学び、職務遂行にあたって不可欠な職業倫理やリスク管理の基本を理解する。また、言語聴覚士が扱う各種障害領域の概要を知る。
DPとの関連
①人間を広い領域から捉え、人を愛する心と専門技術を統合できる能力を身につける
②言語聴覚障害学について深い専門的知識を修得し、それを臨床において適切に応用することができる能力を身につける
③職務遂行に必要な社会性、倫理観、専門職業人としての自覚を身に付け、多様な患者、家族、医療・福祉関係者等と円滑なコミュニケーションを取ることができる能力を身につける
④複雑で多様な障害について常に科学的に探究する姿勢をもち、積極的に自己研鑚し続ける能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(修了認定の方針)=修了までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1 言語聴覚士の業務および言語聴覚士が関わる主な領域について概要を説明できる
2 コミュニケーションのプロセスから障害をとらえることができる
3 言語聴覚士が業務において遵守すべき規範や安全対策としてすべきことを理解し、そのための準備ができる
履修上の注意事項
遅刻は2回で欠席1回扱い、開始後20分以降は欠席扱いになりますが、やむを得ず遅れた場合も参加してください。
小テスト、レポートを実施します。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション 言語聴覚士の現状:業務、法、領域、職域、制度上の位置づけ、養成課程 【平松】 事前;言語聴覚障害学概論p2~5, p40~41, p214~221を読んでおく(60分) 事後:復習、小テストの準備(180分)
2 言語聴覚士の臨床 【西村】 事前:言語聴覚障害学概論p5~38を読んでおく(180分) 事後:レポート(60分)
3 発声発語および摂食・嚥下障害とは 【平松】 事前:言語聴覚障害学概論p120~171を読んでおく(180分) 事後:レポート(60分)
4 聴覚障害・言語発達障害とは 【河村】 事前:言語発達障害学テキストP34~51,聴覚障害学テキストP2~26を読んでおく(180分) 事後:レポート(60分)
5 失語症・高次脳機能障害とは 【三上】 事前:言語聴覚障害学概論p88~98, p109~120を読んでおく(180分) 事後:レポート(60分)
6 小テスト コミュニケーションのプロセスと障害のタイプ 【平松】 事前:言語聴覚障害学概論p44~52を読んでおく(120分) 事後:レポート(120分)
7 言語聴覚障害学の歴史と研究 【平松】 事前:言語聴覚障害学概論p224~248, 言語聴覚療法評価・診断学p260~273を読んでおく(180分)  事後:レポート(60分)
8 職業倫理・リスク管理 【平松】 事前:言語聴覚障害学概論p206~214, 言語聴覚療法技術ガイドp49~66を読んでおく(180分) 事後:衛生的手洗い&擦式消毒練習(60分)
成績評価方法
小テスト40% レポート 60%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
言語聴覚障害学概論 第2版 【藤田郁代ほか(編)】(医学書院) 978-4260006583
言語聴覚療法評価・診断学【深浦順一・植田恵(編)】(医学書院) 978-4260041485
図解言語聴覚療法技術ガイド 第2版【深浦順一(編集主幹)】(文光堂) 978-4830647017
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
標準言語聴覚障害学 言語発達障害学 第3版【深浦順一 他 編】(医学書院) 978-4260043427
標準言語聴覚障害学 聴覚障害学 第3版【城間将江ほか編】(医学書院) 978-4-260-04350-2
教員からのメッセージ
言語聴覚療法の学習の土台となる科目です。職業倫理やリスク管理などは、臨床実習にも関わりますので、実習前に見直せるようにまとめておくこと。専門用語については、その都度復習して身に付けてください。
教員との連絡方法
平松:304研究室 メールは
実務経験のある教員
臨床経験のある言語聴覚士が、実務経験を活かして講義を行う。