科目コード
S17101
授業科目名
リハビリテーション概論
担当者
西村 祐一 ・ リハビリテーション学科教員
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
1年
後期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
リハビリテーションに関する基本的概念や知識を学ぶ。また、各専門職種の役割、リハビリテーションの各分野に対する理解を深め、連携方法や自らをどのように生かすかについて考える。
DPとの関連
①人間を広い領域から捉え、人を愛する心と専門技術を統合できる能力を身につける
②言語聴覚障害学について深い専門的知識を修得し、それを臨床において適切に応用することができる能力を身につける
③職務遂行に必要な社会性、倫理観、専門職業人としての自覚を身に付け、多様な患者、家族、医療・福祉関係者等と円滑なコミュニケーションを取ることができる能力を身につける
④複雑で多様な障害について常に科学的に探究する姿勢をもち、積極的に自己研鑚し続ける能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(修了認定の方針)=修了までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
・「リハビリテーションとは」「障害とは」について正しく理解する。
・リハビリテーションに関わる専門職とその役割、リハビリテーションの各領域について説明できる。
・移乗動作介助の基本と基本的なバイタル測定の方法を理解し、実施できる。
履修上の注意事項
講義はリハビリテーション学科教員とオムニバスで行われる。時間割の変更が生じる場合があるので、時間割変更には注意いただいたい。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 リハビリテーションとは:定義、職種の理解、疾病期間と医学的対応 【西村】 事前:テキスト(A-1~A-3)を読む(120分) 事後:新規用語をまとめる(120分)
2 障害の概念と分類: ICF(国際生活分類)の理解 【西村】 事前:テキスト(A-1~A-3)を読む(120分) 事後:新規用語をまとめる(120分)
3 理学療法とは:定義、アプローチの実際 【甲田】 事前:プリントの予習(120分) 事後:理学療法の対象となる機能の復習(120分)
4 装具・福祉用具と生活環境:定義、用具などの理解と適応 【平岩】 事前:教科書当該箇所の黙読(60分) 事後:配布資料を参考とした講義内容のまとめ(60分)
5 作業療法とは:定義、生活モデルと作業療法 【宮崎】 事前:作業療法および生活機能分類について調べ、作業療法の特徴を理解する(120分) 事後:作業療法士が働く4領域の特徴をまとめ、作業療法士の職責を考察する(120分)
6 職業リハビリテーションとは:定義、職業リハビリテーションの実際 【渡邊】 事前:障害者がどのような所で働いているのか確認しておく。 事後:発達過程の職業概念の形成を自分史に照らし合わせて確認しておく
7 教育におけるリハビリテーション:定義、教育現場でできる対応の実際 【河村】 事前:言語発達障害学テキスト第5章P236~263を読んでおく(120分) 事後:新規用語を調べまとめる(120分)
8 バイタル・移乗動作:意義、方法の理解と実践 【石倉】 事前:バイタルサインについて調べておく(60分)。 事後:評価したバイタルサインをまとめる(60分)。症例に対する移乗動作をイメージし、実際の動作を考える(120分)。
成績評価方法
定期試験100%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
言語発達障害学 第3版(標準言語聴覚障害学)※7回にて使用【深浦順一 他 編】(医学書院) 978-4-260-04342-7
その他は講義ごとに資料配布予定
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
チーム医療を行うため、また、これから実習に向かう準備として欠かせない内容である。積極的に学び、深め、実技も必ず身に付けていただきたい。
教員との連絡方法
担当の専攻科専任教員に連絡いただきたい。初回講義の際に説明する。
実務経験のある教員
病院において臨床経験のある理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が、実務経験を活かして講義を行う。