科目コード
S14201
授業科目名
学習・認知心理学
担当者
西村 祐一
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
2年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
人は環境(外界)から様々な情報を取り入れ、それを認識し、それを学び、それを記憶し、学んだ記憶を用いて考え、そして互いにコミュニケーションをとっています。一見当たり前のような行為の裏にも、実に巧妙な仕組みが隠されています。これらを実験や観察を通して実証的に探究し、それらを説明する理論やモデルを打ち立てようとするのが「学習・認知心理学」です。言語聴覚士として、ことばや認知機能の健全な働きを阻害する様々な症状にアプローチする際、そもそもその症状のメカニズムが、本来どのようなものであるかを十分に知る必要があります。また、検査や訓練でも「学習・認知心理学」は応用されています。講義では、そのような人のメカニズムについて、研究で得られた知見を学びます。
DPとの関連
①人間を広い領域から捉え、人を愛する心と専門技術を統合できる能力を身につける
②言語聴覚障害学について深い専門的知識を修得し、それを臨床において適切に応用することができる能力を身につける
③職務遂行に必要な社会性、倫理観、専門職業人としての自覚を身に付け、多様な患者、家族、医療・福祉関係者等と円滑なコミュニケーションを取ることができる能力を身につける
④複雑で多様な障害について常に科学的に探究する姿勢をもち、積極的に自己研鑚し続ける能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(修了認定の方針)=修了までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
ヒトの感覚・知覚・認知、行動変容法、記憶の過程、記憶の種類、思考や知識について理解できる。
履修上の注意事項
・本授業で行う範囲の教科書もしくは事前に配布された資料を通読して予習を行う。
・授業終了後は実施した範囲の復習を教科書,配布資料を使用して行う。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 ガイダンス(学習・認知とは何か)、A 感覚1:感覚の種類、感覚可能範囲と感度、物理量と心理量① ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
2 A 感覚2:感覚の種類、感覚可能範囲と感度、物理量と心理量② 、感覚3:感覚内の次元、順応と対比・同化、感覚遮断 ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
3 B 知覚・認知1:色彩知覚、奥行き知覚、運動知覚 ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
4 B 知覚・認知2:知覚の恒常性、錯視、知覚の統合、パターン認知 ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
5 B 知覚・認知3:顔の認知、知覚運動協応、認知地図、対人認知、感覚遮断 ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
6 C 学習1:古典的条件付け(パブロフの古典的条件反射、消去、自発的回復、般化と分化) ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
7 C 学習2:オペラント条件付け(スキナー箱、報酬訓練と罰訓練、般化と弁別) ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
8 C 学習3:社会的学習、学習の転移、動機づけ、要求水準 ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
9 D 記憶1:2重構造~短期記憶と長期記憶について ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
10 D 記憶2:記憶術、忘却について ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
11 E 思考・知識1:概念、問題解決、推論 ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
12 E 思考・知識2:イメージと概念過程 ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
13 F 言語:非言語的・前言語的コミュニケーション ・事前:配布資料と教科書を読む(120分) ・事後:復習(120分)
14 まとめ ・事前:国家試験過去問題を解いてみる(120分) ・事後:復習(120分)
15 まとめ ・事前:国家試験過去問題を解いてみる(120分) ・事後:復習(120分)
成績評価方法
期末試験100%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
言語聴覚士のための心理学 第2版 【山田弘幸(編)】(医歯薬出版) 978-4-263-26632-8
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
言語聴覚士テキスト 第3版 【大森孝一・永井知代子・深浦順一・渡邉修(編)】(医歯薬出版) 978-4-263-26560-4
教員からのメッセージ
授業で使用する教科書の各節には確認チェック項目があるので、予習もしくは復習で各自確認してください。
教員との連絡方法
初回講義時に伝えます。
実務経験のある教員
医療系専門学校で心理学の講義をしていた言語聴覚士の教員が臨床経験や指導経験を生かして授業を行います。