科目コード
S12102
授業科目名
小児科学
担当者
佐倉 伸夫
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
1年
前期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
小児の正常発達発育とその異常の講義を行う。特に、近年問題となっている発達障害(自閉スペクトラム症)と遺伝性難聴を中心に行う。
DPとの関連
①人間を広い領域から捉え、人を愛する心と専門技術を統合できる能力を身につける
②言語聴覚障害学について深い専門的知識を修得し、それを臨床において適切に応用することができる能力を身につける
③職務遂行に必要な社会性、倫理観、専門職業人としての自覚を身に付け、多様な患者、家族、医療・福祉関係者等と円滑なコミュニケーションを取ることができる能力を身につける
④複雑で多様な障害について常に科学的に探究する姿勢をもち、積極的に自己研鑚し続ける能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(修了認定の方針)=修了までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
国家試験合格のための必要最低限の小児科の知識を得る
履修上の注意事項
事後学習として各単元ごとに関連する過去の国家試験問題の演習をする
問題のコピーを予め配布するので、各自予習をしておくことが望ましい
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 小児の成長発育(身体) 履修上の注意事項と同じ
2 小児の成長発育(精神、運動) 同上
3 発達の遅れとその疾患 同上
4 発達障害(自閉スペクトラム症) 同上
5 遺伝性疾患 同上
6 聴力の発達とその障害 同上
7 難聴症候群 同上
8 小児科関連国家試験問題演習と解説(時間的に余裕があれば実施) 同上
成績評価方法
試験で60点以上  追試では70点以上
授業中の課題(レポートなど)の提出のない場合は評価の対象としない。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
言語聴覚士のための基礎知識 小児科学・発達障害学【編集:宮尾益知】(医学書院) 978-4-260-00827-3
小児臨床看護各論【奈良間美保他著】(医学書院) 978-4-260-01990-3
教員からのメッセージ
教科書は特に指定しないが、参考書としてあげた2冊は、1つは言語聴覚士、1つは看護師のためのものだが、小児科疾患の記述はほぼ同一である。ただ前者の方が、発達障害についてはより詳しく、後者は看護師の立場から書いてあり、将来施設病院に勤務した際に、看護師と協力して働く機会が多いので、看護師がどのように考えて看護しているのかを知るには適している。 
看護師用のほうがページ数が倍近くあるが、値段はほぼ同額である。 
どちらを参考にしてもよいが、小児科医の立場からは、後者のほうが将来役立つように思う。
教員との連絡方法
講義終了後、教室で。 授業時以外は教務課に連絡してください。
実務経験のある教員
大学病院において約30年の小児の遺伝性疾患の臨床経験が豊富な医師として、実務経験を活かして講義を行う。