科目コード
R7036
授業科目名
生活関連機器論(含生活環境学)
担当者
渡邊 哲也
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
2年
後期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
地域リハビリテーション推進の社会的動向により、急性期・回復期を担当する医療機関、介護老人保健施設、身体障害者福祉法関連施設としての更生施設、デイサービスセンターなどを中心に地域在宅者中心のリハビリテーション連携網の構築が言われている。社会リハビリテーションの観点から、作業療法士が在宅医療を支えるために必要な環境論を含めて、地域生活を支える観点や介入方法、法制度などの関連事項を理解し、チーム医療の一員として寄与するための知識を学修する。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
・生活環境を理解した上で、対象者の生活を考えることができるようになる。
・作業療法における環境の意味を充分に理解した上で、対象者への介入方法を検討することができるようになる。
・地域リハビリテーションの専門的な観点を身につける。
履修上の注意事項
資料を配付しますので、バインダー等で管理し、授業中にいつでも参照できるように各自の責任において管理して下さい。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 生活環境の概念 一般的な住環境について理解しておくこと
2 基本的知識(住宅・建築関係) 教科書P204~210の各名称を、実際の住宅に照らし合わせて確認しておくこと
3 基本的知識(生活用具) 建具、廊下、トイレ、浴室などの一般的な大きさや空間の広さについて確認しておくこと
4 移動用福祉用具 教科書P287~315の様々な移動機器の分類について確認しておくこと
5 疾患・障害別にみる住環境整備 教科書70~、住環境整備を行う適応疾患について確認しておくこと
6 住環境整備の進め方 住宅改修における法整備について確認しておくこと
7 住環境整備の基本的配慮(認知症高齢者の住宅環境整備について) PEAP日本版3の各項目を確認しておくこと
8 住環境整備の基本的配慮(高齢者の住宅環境整備について) 高齢者などへの配慮に関する評価基準の各項目を確認しておくこと
成績評価方法
期末試験50% ノート課題30% レポート課題20%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
OT・PTのための住環境整備論 第3版 ・ 野村 歡 他(三輪書店) 978-4-89590-731-6
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
障がい者にとって暮らしやすい街とは何か。地域で生活するために、どんな支援やどんな問題の解決策があるか、いろいろと自分たちの身の回りの街の様子を観察することから興味を向けて、「環境」についての理解を深めていきましょう。人-環境-作業モデルにおいても、非常に重要な領域です。一緒に学びましょう。
教員との連絡方法
別途、オフィスアワーを指定します。
実務経験のある教員