科目コード
R7021
授業科目名
発達過程作業療法学
担当者
平尾 文
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
子どもの発達をふまえて、作業療法士としてどのように関わっていくかを具体的に考え、学びます。
※例えば遊びの誘いにのってこない子どもが、「ついつい参加したくなる方法」についてグループディスカッションを実施し、その後実践例を学びます。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
・子どもとの信頼を築く方法を3つ列挙できる
・障害を持つ子どもへの関わり方について、配慮する点について3つ列挙できる
・自分と違う考え方があることを知ることで、自分の視野を広げることができる
履修上の注意事項
・課題の提出期限を守ってください
・配布資料は大事に保管してください
・授業態度が不適切な場合は、厳重注意をすることがあります
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション:子どもと接する時のポイントについて 【平尾文】 子ども、特に幼児と接する時のイメージしておく(60分)。
2 子どもの発達について①:0歳~1歳までの発達について実技を交えて 【平尾文】 実践した実技を復習する(60分)。
3 子どもの発達について②:1歳以降の発達について実技を交えて 【平尾文】 実践した実技を復習する(60分)。
4 子どもの発達を促す作業療法:事例①の実践場面動画(定型発達) 【平尾文】 定型発達の子どもへの作業療法をイメージしておく(60分)。
5 子どもの発達を促す作業療法:事例①の実践場面の実技 【平尾文】 実践した実技を復習する(60分)。
6 子どもの発達を促す作業療法:事例②の実践場面動画(発達障害) 【平尾文】 発達障害を持つの子どもへの作業療法をイメージしておく(60分)。
7 子どもの発達を促す作業療法:事例②の実践場面の実技 【平尾文】 実践した実技を復習する(60分)。
8 子どもの発達を促す作業療法:事例③の実践場面動画(脳性麻痺) 【平尾文】 脳性麻痺を持つの子どもへの作業療法をイメージしておく(60分)。
9 子どもの発達を促す作業療法:事例③の実践場面の実技 【平尾文】 実践した実技を復習する(60分)。
10 子どもの発達を促す作業療法:事例④の実践場面動画(重症心身障害) 【平尾文】 重症心身障害を持つの子どもへの作業療法をイメージしておく(60分)。
11 子どもの発達を促す作業療法:事例④の実践場面の実技 【平尾文】 実践した実技を復習する(60分)。
12 事例呈示による作業療法を考える①:各自で取り組む 【平尾文】 事例に対する作業療法をイメージする(60分)。
13 事例呈示による作業療法を考える②:小グループでのディスカッション 【平尾文】 グループディスカッションで得られた気づきをまとめる(60分)。
14 事例呈示による作業療法を考える③:教員によるデモンストレーション 【平尾文】 自分たちが考えた作業療法と教員による作業療法の違いについて考える(60分)。
15 第1回~14回までのダイジェストのまとめ 【平尾文】 この授業を振り返り、子どもの発達を促すために何が重要であるかを振り返る(60分)。
成績評価方法
期末試験(60%)・提出物(40%)にて総合評価します。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
標準作業療法学発達過程作業療法学・福田恵美子(医学書院) 978-4-260-01758-9
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
授業はアクション・リアクションによるコミュニケーションで成り立ちます。積極的に楽しみながら受講してください。
教員との連絡方法
パソコンのアドレスまでメールを送ってください。aya.72710@hcu.ac.jp
実務経験のある教員
小児専門の作業療法士として、15年間の病院での勤務経験を持つ作業療法士。その間に担当した子どもは約600人。こちらの経験を基に障害を持つ子どもの作業療法実践について、楽しみながら学ぶことができる授業です。事例動画は担当教員の実際の作業療法場面を使用します。