科目コード
R7014
授業科目名
精神・認知機能評価学演習
担当者
川畑 なみ・鎌下 莉緒
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
3年
前期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
精神・認知機能の評価の概要と目的を理解する。評価の方法を体得する。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
精神・認知機能評価の手段と目的、その種類と内容・方法を説明することができる。
留意点を踏まえて情報取集・観察・面接を実践する。
提示した症例について評価から得られる全体像を把握する。
履修上の注意事項
授業中の私語、及び携帯電話・スマートフォンの使用は禁止します。また、携帯電話・スマートフォンの撮影機能で板書された内容を記録することも禁止します。資料配布は予備の配布はしませんので、紛失した場合は他の学生からコピー等をしてください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション、精神・認知機能の評価とは 評価の基本:情報収集 情報収集について復習する(60分)
2 評価の基本:観察① 観察の形態について復習する(60分)
3 評価の基本:観察② 観察の技法について復習する(60分)
4 評価の基本:面接① インテーク面接について復習する(60分)
5 評価の基本:面接② 作業面接について復習する(60分)
6 評価の基本:回復状態の評価指標 ISDA、SNSFについて復習する(60分)
7 評価の基本:検査・チェックリスト 臨床でよく用いられる検査について復習する(60分)
8 ロールプレイ:コミュニケーション力を育もう、臨床で役立つコミュニケーションスキル ミュニケーションスキルについて復習する(60分)
9 ロールプレイ:面接練習 面接練習での気づきをまとめる(60分)
10 ケーススタディ① ケースの評価場面での情報をまとめる(60分)
11 ケーススタディ② ケースの評価場面での情報をまとめる(60分)
12 ケーススタディ③ ケースの評価場面での情報をまとめる(60分)
13 ケーススタディ④ ケースの評価場面での情報をまとめる(60分)
14 ケーススタディ⑤ ケースの評価場面での情報をまとめる(60分)
15 症例報告書作成のポイント 症例報告書の作成及び期末試験に向けて各評価のまとめをする(60分)
成績評価方法
期末試験80%(実技試験60%、筆記試験20%)、小テスト10%、症例報告書10%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
精神疾患の理解と精神科作業療法 第3版 朝田隆・中島直・堀田英樹 (中央法規出版株式会社) 978-4-8058-5980-3
生活を支援する精神障害作業療法 第2版 香山明美・小林正義 他 編 (医歯薬出版株式会社) 978-4-263-21933-1
作業療法評価学 第3版・岩崎テル子 他 (医学書院) 978-4-260-03003-8
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
精神障害と作業療法 新版・ 山根 寛 (三輪書店) 978-4-89590-583-1
リハビリテーション基礎評価学・塩見泰藏、下田伸晃 編(羊土社) 978-4-7581-0793-8
教員からのメッセージ
演習(ロールプレイ、ケーススタディ)においては、積極的に参加し主体性をもって授業に臨んでください。
教員との連絡方法
kawabata@hcu.ac.jpにまず連絡をください。
実務経験のある教員
精神障害領域での実務経験を伴う作業療法士による講義である。
臨床での経験に基づいて情報取集・観察・面接の展開方法を示す。