科目コード
R6051
授業科目名
理学療法学研究法
担当者
谷岡 龍一 ・ 藤井 紀文
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
3年
後期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
研究の意義と手法の概要、および理学療法分野における科学的根拠の重要性を学ぶ。文献の検索、論文の種類と校正、論文の質の評価、研究デザイン、研究倫理、データ解析、論文の執筆、学会発表などの概要と手法について受講する。そのために、研究の手法を理解し、卒業研究を実施する上での基盤を築くこと、卒業研究に必要な文献を検索・収集し、吟味して必要な情報を抽出する能力を養うこと、多分野の研究手法を理解し、必要に応じて選択する力を養うことが目標となる。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
統計学の基本的用語(データの尺度、平均値、標準偏差、正規分布、推定と検定など)を説明できる。
ヘルシンキ宣言の要点を説明できる。
卒業研究の研究課題を設定することができる。
履修上の注意事項
必ず講義を聴くこと。私語や他ごとに興じている者、寝ている者は欠席扱いとする。
授業スケジュール終了後、研究課題調査書を提出する。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 クリニカル・クエスチョンとリサーチ・クエスチョン 【藤井】 科学的な取り組みについて、ノートもまとめながら復習する
2 研究デザイン 【藤井】 授業を参考にして、自分の研究を想定して計画を立てる
3 データの分類 【藤井】 今までに履修した「統計学」を復習しておく
4 卒業研究発表会の聴講 【藤井】 発表毎に感想や意見、質問などをまとめる
5 記述統計 【藤井】 記述統計と推測統計の違いについて復習をする
6 推定統計の基礎(1) 【藤井】 t検定の考え方についてまとめて復習する
7 推定統計の基礎(2)、信頼性と妥当性 【藤井】 統計解析の記述に仕方や使用方法について復習し、習得する
8 研究倫理 【谷岡】 ヘルシンキ条約を一読して、倫理について考察する
成績評価方法
卒業研究発表会レポート40%、研究課題調査書60%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
使用しない
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
ゆっくり丁寧に説明するので、集中して聴講すること。
研究課題調査書の提出期限は厳守すること。
教員との連絡方法

実務経験のある教員