科目コード
R6022
授業科目名
運動器系理学療法学
担当者
上川 紀道
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
様々な運動器疾患の特徴や症状、評価、治療について講義する。そのために、運動器疾患の発生機序とその症状、原因を理解すること、根拠に基づいた評価方法を理解すること、各疾患の治療方法(保存療法、手術療法)、さらにリハビリテーションを進めていく上でのリスク管理を考慮したプログラムを理解することが目標となる。なお、近年においては障害の発生に対するリハビリテーションのみならず、障害を予防する観点についても知識を身につけることが必要である。そのためにも、障害がなぜ発生したのか、日常生活をどのように送られているのかなど、より対象者に近い立場で障害について考える力が必要である。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
・運動器とは何かを説明することができる。
・運動器疾患の発生機序について説明することができる。
・運動器疾患の症状について説明することができる。
履修上の注意事項
・講義資料は事前にCラーニング上にアップするので、必ず自身で印刷またはダウンロードしたデータを持参すること(タブレット可)。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 運動器疾患を理解するために必要な基礎知識 ・運動器とは何か:筋、骨 解剖学(筋・骨)について復習しておく。(60分)
2 運動器疾患を理解するために必要な基礎知識 ・運動器とは何か:腱・関節・関節包・靭帯 解剖学(関節・靭帯)について復習しておく。(60分)
3 運動器疾患を理解するために必要な基礎知識 ・関節の固定性について、メカニカルストレスについて 今までの講義について復習しておく。(60分)
4 運動器疾患を理解するために必要な基礎知識 ・マルアライメントについて 今までの講義について復習しておく。(60分)
5 運動器疾患を理解するために必要な基礎知識 ・運動連鎖:OKC、CKC 今までの講義について復習しておく。(60分)
6 変形性股関節症の特徴や症状について ・講義資料を見ながら図で理解してイメージをつける 変形性股関節症について復習しておく。(60分)
7 変形性股関節症の特徴や症状について ・テキストを見ながら文章を理解して表現能力をつける 変形性股関節症について復習しておく。(60分)
8 変形性膝関節症の特徴や症状について ・講義資料を見ながら図で理解してイメージをつける 変形性膝関節症について復習しておく。(60分)
9 変形性膝関節症の特徴や症状について ・テキストを見ながら文章を理解して表現能力をつける 変形性膝関節症について復習しておく。(60分)
10 THAとTKAについて ・講義資料とテキストを見ながら術式や脱臼肢位について知識をつける 変形性股関節症と変形性膝関節症の講義について復習しておく。(60分)
11 肩関節周囲炎の特徴や症状について ・講義資料とテキストを見ながら図と文章を理解して表現能力をつける 解剖学・運動学について復習しておく。(60分)
12 関節リウマチの特徴や症状について ・講義資料とテキストを見ながら図と文章を理解して表現能力をつける 解剖学について復習しておく。(60分)
13 大腿骨頸部骨折と脊椎圧迫骨折の特徴や症状について ・テキストを見ながら文章を理解して表現能力をつける 整形外科学総論の骨折について復習しておく。(60分)
14 腰部疾患の特徴や症状について ・講義資料を見ながら図で理解してイメージをつける 解剖学について復習しておく。(60分)
15 腰部疾患の特徴や症状について ・テキストを見ながら文章を理解して表現能力をつける 腰部疾患について復習しておく。(60分)
成績評価方法
期末試験(100%)
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
運動器障害理学療法学Ⅰ・石川 朗(中山書店) 978-4-521-73229-9
運動器障害理学療法学Ⅱ・石川 朗(中山書店) 978-4-521-73230-5
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
解剖学・運動学・生理学・整形外科学総論の復習を随時行うようにしてください。
教員との連絡方法
講義最後にGoogle formで質問する機会を必ず設けます。
実務経験のある教員
理学療法士として整形外科のクリニックで様々な運動器疾患の患者様に対してリハビリテーションを実施してきた教員が担当します。当該授業を通して理学療法士が実際にどのうような考え方で患者様に接し、どのうような評価や治療を実施していくのかを共に考え議論することで、どんな疾患や患者様に対しても対応できる力を身に付けることを目指す講義です。