小児理学療法学

馬屋原　康高

2024

必修

2年

前期

15回

1単位

出生時から歩行獲得時期までの遊びや活動の変化および知的発達と運動発達の関連性を紐解きながら、何が、何のために、どのような運動を発達させるのかを考えることで、基礎的な運動発達の知識を学修する。また、脳性麻痺をはじめとする小児期発症疾患の病態と基本的な理学療法評価について学修する。さらに、症例を通して理学療法評価の立案やICFに沿った障害像の構築過程を問題解決型学習（PBL）形式で学修する。

①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける	△
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける	◎
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける	△
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける	○
※DP：ディプロマ・ポリシー（卒業認定・学位授与の方針）＝卒業までに身に付けるべき資質・能力

①何が人を発達させるのか？発達に必要な要素について、例を挙げて説明できる。
②運動発達に反射や反応がどのように影響しているのか、例を挙げて説明できる。
③脳性麻痺の病態について説明できる。
④脳性麻痺に対する理学療法評価法を5つ以上列挙し、その必要性を説明できる。

講義を欠席した場合、確認テストや課題が実施できないため評価点に影響することを予めご承知おきください。
出席確認はC-learningで行います。

回数	講義内容【担当教員】	事前・事後学修
1	講義ガイダンス／小児期発症疾患に対する理学療法の視点と学んでほしいこと	事前・事後学修事項は特にございませんが、シラバスの内容や講義スケジュールをご確認ください。
2	視覚の発達と遊び（運動）の関連性をこどもの活動から考える	講義内容の復習（1時間）
3	仰臥位の発達と反射の関連性をこどもの活動から考える（教科書5・6ページ、48～69ページ）	講義内容の復習（1時間）
4	寝返りの発達と反射・反応の関連性をこどもの活動から考える（教科書5・6ページ、48～69ページ）	講義内容の復習（1時間）
5	腹臥位の発達と反射の関連性をこどもの活動から考える（教科書7・8ページ、48～69ページ）	講義内容の復習（1時間）
6	座位の発達と反射・反応の関連性をこどもの活動から考える（教科書8～10ページ、48～69ページ）	講義内容の復習（1時間）
7	四つ這いの発達と反射・反応の関連性をこどもの活動から考える（教科書8～10ページ、48～69ページ）	講義内容の復習（1時間）
8	立位や歩行の発達と反射・反応の関連性をこどもの活動から考える（教科書11ページ、48～69ページ）	講義内容の復習（1時間）
9	まとめ：粗大運動の発達と理学療法評価方法（教科書2～11ページ、48～69ページ）　講義内で確認テストも実施します。
10	遊びと手指の発達（教科書12～14ページ）	講義内容の復習（1時間）
11	小児の発達評価（教科書15ページ～）	講義内容の復習（1時間）
12	小児期発症疾患について	講義内容の復習（1時間）
13	脳性麻痺の病態理解（教科書76ページ～）	講義内容の復習（1時間）
14	脳性麻痺児（者）にける評価（教科書76ページ～）	講義内容の復習（1時間）
15	脳性麻痺児（者）にける障害像の構築と理学療法（教科書76ページ～）	講義内容の復習（1時間）

確認テストおよび期末試験（70％）および講義内の課題（30％）の点数によって評価する。
期末試験は、再試験までとする。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。

書名・著者（出版社）	ISBNコード
小児理学療法学テキスト改訂第3版、細田多穂 編集（南江堂）	978-4-524-25533-7

書名・著者（出版社）	ISBNコード
参考資料としてプリントを配布することがあります。

少しでもこどもの発達や理学療法に興味を持っていただけたら嬉しいです。
興味は活動を促しスキルの獲得へとつながります。

馬屋原までお問い合わせください。
西風新都キャンパス、研究棟4階401号室
メールアドレス：uma@hcu.ac.jp

小児理学療法の臨床経験を有する教員が講義いたします。