科目コード
R5049
授業科目名
公衆衛生学
担当者
牧田 亨介
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
2年
前期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
公衆衛生学の基礎として、予防医学についてその考え方と実践について学習する。業務の上でも日常生活でも重要となる感染症について、感染の基本的な機構を学び感染予防法について実践できるようにする。また、先進国で増加している生活習慣病について、それぞれの機序と生活に関連した予防法について理解する。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
・各種感染予防法を区別して具体的に述べられるようになる. 標準予防策については確実に実践できるようになる.
・主な感染症とその病原体について、病態の特徴や感染経路を理解し、それぞれの感染症の予防法を正しく挙げられる.
・感染症対応としてのワクチン接種について、その意義や特徴について知識を得、適切な予防接種を促せるようになる
・生活習慣病について、疾患の種類ごとのリスク要因と予防法を知り、自己の生活の改善につなげられるようになる
履修上の注意事項
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 予防医学概論:疾患の種類、疾患予防の分類とリハビリテーション 社会医学・予防医学と治療医学の違いを理解する、一次/二次/三次予防がそれぞれどのような行為を指すかを確認する(60分)
2 感染症の予防(総論):感染のメカニズム、医療従事者と感染予防 感染がおこる3要素について具体的に示すものを理解する。医療従事者として、自身が感染したときにおこる影響を考え、感染予防意識を持つ(60分)
3 感染症の予防(各論):病原体/感染源 およびそれに関わる予防 消毒の方法を復習し、実際での病棟での消毒で使用する状況を想定する(40分)感染症法について最新の情報を調べ、臨床の場で注意すべきことを確認する(20分)
4 感染症の予防(各論):感染経路とその分類 およびそれに関わる予防 直接伝播/間接伝播による感染の具体例を想起し違いを理解する、病原体の侵入門戸となる体の部位とそれぞれに関係する感染様式を確認する(60分)
5 感染症の予防(各論):感染経路に関わる予防―標準予防策、経路別感染予防策 標準予防策について、衛生的手洗いを実行できるように手順を把握する、また医療機関を想定し、どのような物が湿性生体物質扱いになるかを考える(60分)
6 感染症の予防(各論):宿主要因とヒトの免疫機構 およびそれに関わる予防―予防接種 病原体の暴露から特異抗体が作られるまでの流れを復習する(30分)日本における予防接種の種類を調べる(30分)
7 感染症の予防(具体論):その他の感染症について・疾患の動態と予防策(1) 取り扱った感染症について、病原体・感染様式・その経路に応じた予防策を復習する(60分)
8 感染症の予防(具体論):その他の感染症について・疾患の動態と予防策(2) 取り扱った感染症について、病原体・感染様式・その経路に応じた予防策を復習する(60分)
9 感染症の予防(具体論):その他の感染症について・疾患の動態と予防策(3) 取り扱った感染症について、病原体・感染様式・その経路に応じた予防策を復習する(60分)
10 生活習慣病の予防(総論):慢性疾患の特徴、リスク要因と予防 慢性疾患について、急性疾患と比較して発症のための要素の差および性質の違いを理解する(60分)
11 生活習慣病の予防(具体論):がんの成り立ちとその予防 悪性腫瘍と良性腫瘍の違い、日本における近年の発症・死亡の動態を復習する。リスク要因・予防策をがん毎に整理して理解する(60分)
12 生活習慣病の予防(具体論):心疾患・脳血管疾患とその予防 高血圧疾患の基準、動脈硬化発生の機構を理解する。高血圧疾患および合併症についてリスク要因・予防策を復習する(60分)
13 生活習慣病の予防(具体論):糖尿病およびその他の代謝疾患とその予防 各代謝疾患の原因物質・リスク要因・予防策を復習する。糖尿等について関連するホルモンの働きと実際の病態を理解する(60分)
14 生活習慣病の予防(具体論):メタボリックシンドロームと特定保健指導 メタボリックシンドロームの診断基準を復習し、各要素単独の診断基準との差を理解する。対象者に対する特定保健指導の仕組みと意義を復習する(60分)
15 生活習慣と健康増進:喫煙による身体への影響  まとめ:疾患の予防と健康増進 喫煙習慣によってもたらされる健康リスク、喫煙のデメリットを理解する(60分)
成績評価方法
期末に実施する試験 100% 
ただし、授業内で提出課題・小テスト等を行った場合には最大30%程度の割合で組み入れる。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
資料と指定教科書は用いない。主に、疾患に関係する公的機関(厚生労働省、国立感染症研究所など)の公開情報を資料とする。
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
国民衛生の動向 2023/2024 「厚生の指標」増刊 第70巻第9号(厚生労働統計協会) 9784875118985
シンプル衛生公衆衛生学2023 9784524203758
教員からのメッセージ
学習の材料は身の回りにあります。 新型コロナウイルス感染症をはじめとした感染症、生活習慣病などについて、報道されるいろいろな情報や、自身で実践している予防法などに改めて注意し、その意味を考え理解できるようにして下さい。
教員との連絡方法
実務経験のある教員