科目コード
R5046
授業科目名
臨床心理学
担当者
河原 剛
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
臨床心理学の多岐にわたる領域を展望するための基礎的な知識を概説する。また、臨床現場で実践されるカウンセリングの基本的な事項について、架空事例を織り交ぜながら紹介する。個人が抱えている心の問題、行動上の食い違い、人間関係の問題などを心理学的な知識と技術を用いて、適応的な方向にもっていくための心理学の方法や理論について学修する。心理学的な問題にはどのようなものがあるいか、心理アセスメント、臨床心理の理論と技法、心理的援助の技法などを中心に取り扱い、事例を通して臨床現場で働く者として望ましい治療援助のあり方を患者の立場から理解していく態度を身につける。医療現場にとどまらず、対人関係における傾聴力の育成に役立つ内容ともなっている。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
①臨床心理学について理解し、臨床現場で必要な知識を習得する
②対人援助に役立つ、心についての理論的枠組みや技術を会得する
履修上の注意事項
①ほかの生徒の学習機会を損なう行為(主に私語)を禁止する。場合により退出要求や、評価の減点等の処置を行う。
②講義で配布する資料や文章等をインターネット上に公開することを禁止する。
③遅刻・早退は避ける。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション(臨床心理学とは?) 前年度の心理学の講義を復習すること(60分)
2 臨床心理学の歴史と役割 臨床心理学の発展の背景にある歴史を振り返る(60分)
3 異常心理学と心理アセスメント(1)心理アセスメントの基礎について 自分が興味のあるアセスメント尺度を調べてみる(60分)
4 異常心理学と心理アセスメント(2)異常心理学に基づいた各精神疾患の理解 自分が興味のある精神疾患を調べてみる(60分)
5 異常心理学と心理アセスメント(3)うつ病についての異常心理学 うつ病の人にどのような心理療法が適しているかを振り返る(60分)
6 発達障害・生涯発達上の問題について 青年期にあたる自身の発達課題を振り返る(60分)
7 力動的精神療法 フロイトの理論について 力動的精神療法における無意識とは何かを振り返る(60分)
8 クライエント中心療法 傾聴者に求められる3条件 傾聴者に求められる3条件を自身が満たせるか、満たせないとしたらどうすれば満たせるかを考える(60分)
9 認知行動療法(1)行動理論・認知理論の基礎 レスポンデント条件づけ・オペラント条件づけ 前年度の心理学講義における学習心理学を振り返る(60分)
10 認知行動療法(2)行動理論の実践 曝露療法 曝露療法を身の回りで活用できそうな場面を想像してみる(60分)
11 認知行動療法(3)認知療法の理論 ABC分析 自身の行動をABC分析してみる(60分)
12 認知行動療法(4)認知療法の代表的な技法 コラム法 自身の認知を振り返るためにコラム法に取り組む(60分)
13 認知行動療法(5)マインドフルネスについて 自宅でマインドフルネスに取り組んでみる(60分)
14 認知行動療法(6)PTSDに対するCBT 自身が危機介入の際にどういう役割を担いそうかを想像してみる(60分)
15 総括 まとめ テストに向けた授業内容の振り返り(60分)
成績評価方法
期末試験:60%,毎回の授業の最後に課されるコメントシート:40%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
臨床心理学入門 岩壁 茂 他(有斐閣) 9784641220034
教員からのメッセージ
授業中は教員の言葉を一字一句メモする必要はなく、話を聞くことや内容について考えを深めることに集中する。日常生活の中で、講義中に学んだことを他者と議論することが望ましい。
オフィスアワー:水曜日12時~14時  連絡先:t26a_ur02ki@hotmail.com
教員との連絡方法
①受講票で質問 ②講義前後に教室か講師室にて直接質問 ③メール
講義時以外は基本的に在学していないので、上記の方法で隙を見て気軽に話しかけるように。
実務経験のある教員
公認心理師として病院臨床、教育機関でのカウンセリングなどで様々な人の心の声に耳を傾けてきた教員が担当します。当該授業を通して臨床心理学の知見に触れ、人が生きていくうえで出会う様々な課題や生きにくさなどを、共に考え議論することで、”生きた教養”を身に付けることを目指す授業です。