科目コード
R3039
授業科目名
基礎臨床実習(平成25年度カリキュラム)
担当者
川畑 ・ 宮崎 ・ 平尾 ・ 髙島 ・ 山川 ・ 渡邊 ・ 岩本
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
3年
後期
実習期間
15日間
単位数
3単位

授業の概要
臨床実習教育とは、作業療法士として医療・福祉・保健領域など、あらゆるニーズに対応できる人材育成の教育課程である。学内で学修した知識・技術・資質を臨床実習において再確認するとともに、実践の場面でそれらを更に修得し、セラピストとしての意識を涵養する。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
臨床実習指導者の実践を観察し、基本的な作業療法評価として検査・測定の技術を模倣し実施することができる。基本的な実習形態は、臨床参加型実習にて行う。実習の主目標は、「情報収集の実施」や「面接および開始前の観察」を経て作業療法初期評価計画立案を、臨床実習指導者の実演・指導のもと実践できる。また、様々な対象者に対してオムニバスで検査・測定を行う経験をつみ、対象者への対応技術を観察-模倣-実践できることを目標とする。
実習先行要件
臨床見学実習の単位を修得した者。また、3年次前期までに開講した専門基礎分野及び専門分野の必修科目の単位をすべて修得した者。すべての臨床実習において、各臨床実習の意義、目的を充分に理解し、実習生としての倫理観を身につけ、資質および態度(挨拶、身だしなみ、モラル等々)が適切であると認められた者。(学生便覧より抜粋)
履修上の注意事項
臨床技能演習との関連が強い科目です。実技的な臨床能力を身につけた上で、臨む臨床実習になります。対象者に対して、イニシアティブをとりながらセラピストとして丁寧な対応をとるべき基礎を修得する科目になります。3年前期の全ての専門科目が土台になりますから、各科目周到に受講してください。
実習スケジュール
4週間(令和6年9月30日~10月26日)
・実習前後のセミナーやオリエンテーション、症例報告会には必ず出席することを義務づけます。
・セミナー期間、オリエンテーション開催日などは具体的に作業療法学専攻で決定次第、通知します。
成績評価方法
臨地実習地の評価表、提出課題、症例報告会、実習前・後のOSCE、実習前後のルーブリック結果等を含めて総合的に評価する。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教員からのメッセージ
作業療法士を目指す実習生として、対象者をリードする初めての実習になります。臨床実習にのぞむ前に、医学的知識、作業療法士の役割、作業療法評価における検査・測定の技術、対象者への対応技能や留意点などを総合的に復習して、実習に備えて下さい。
教員との連絡方法
川畑:kawabata@hcu.ac.jp
実務経験のある教員
担当する教員は全員作業療法士としての臨床経験があり、その経験を活かし、実習指導にあたる。