科目コード
R24309
授業科目名
作業療法評価学
担当者
髙島 千敬
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
1年
後期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
 作業療法評価は、治療を展開するために必要とされる対象者の理解への第一歩となる重要な過程である。適切な評価を行うことで、より具体的な目標設定や治療プログラムが立案できる。
 この講義では、対象者に応じた作業療法評価の目的や評価の実際について講義する。また、事例を通じてICF(国際生活機能分類)による全体像の把握、目標設定、治療プログラムの立案までの過程について解説する。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
・作業療法評価の対象と目的を説明できる
・作業療法評価の方法をあげて説明できる
・情報収集、面接・観察、検査測定の目的および実施上の留意点を説明できる
・評価結果の統合と解釈、ゴール設定、プログラム立案の概要および実施上の留意点を説明できる
履修上の注意事項
教科書と配布資料にて進める。 
講義中のスマートフォンの使用は禁止、私語も慎むこと。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 作業療法と評価① 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
2 作業療法と評価② 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
3 作業療法と評価③ 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
4 共通領域の評価法① 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
5 共通領域の評価法② 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
6 共通領域の評価法③ 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
7 身体機能評価法① 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
8 身体機能評価法② 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
9 高次脳機能評価法 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
10 精神機能評価法 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
11 発達過程評価法 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
12 高齢期の機能評価法 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
13 就労の評価 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
14 事例演習(検討) 講義内容の復習を行い、理解を深める(60分)
15 総括 事例を通じて評価結果からICF分類を行い、目標設定、プログラム立案について経験する(60分)
成績評価方法
筆記試験80% 小テスト20%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
作業療法評価学 第3版 ・ 能登真一、他・編(医学書院) 978-4260030038
ベッドサイドの神経の診かた 改訂18版 ・ 田崎義昭、他・編(南山堂) 978-4525247980
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
復習を徹底して、毎回の講義内容の理解に努めましょう。定期的に小テストを実施して、理解の程度を確認しますが、自ら学ぶ姿勢が最も重要です。根気強く学習していきましょう。
教員との連絡方法
以下の研究室に在室しているときには基本的に対応可能ですが、メール等で予約をしておいた方が確実です。  
髙島 千敬:301研究室 takashima@hcu.ac.jp
実務経験のある教員
大学病院での疾患別リハビリテーション(脳血管疾患等、呼吸器、心大血管疾患、運動器)とがん患者リハビリテーションを経験、通所リハビリテーション、住宅改修等の支援も行ってきた。社会保障制度については、日本作業療法士協会の常務理事として制度全般を担当している。
認定資格:認定作業療法士、専門作業療法士(がん)、呼吸療法認定士、呼吸ケア指導士、心臓リハビリテーション指導士、腎臓リハビリテーション指導士、学芸員、福祉用具プランナー、障害者スポーツ指導員(初級)、障害学生支援実務者育成研修会「基礎プログラム」、「応用プログラム」修了、両立支援コーディネーター基礎研修修了、JIMTEF災害医療研修ベーシックコース修了。