科目コード
R24302
授業科目名
基礎作業学
担当者
渡邊 哲也
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
1年
前期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
作業の療法の概論として「作業」や「作業活動」が人間の生活の中で私たちとどのような関わりを持つものなのか、私たちが疾患や障害を有したとき「作業」や「作業活動」がどのように治療的な意味をもつのか、治療媒体としての「作業」や「作業活動」はどのような治療的要素を含むものなのかについて学習することで、作業療法士としての治療的側面とその効果について身につける。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1)作業療法における「作業」の意味について自分史から出来事を抽出し記述できる。
2)作業と治療の関連を理解し、説明することができる。
3)作業分析に必要な身体・精神機能を理解し、作業に照らし合わせて説明することができる。
履修上の注意事項
講義でグループワークを行う場合があります。積極的な発言を期待します。また、提出物については、事前に説明する「期限」や「体裁」を厳守してください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション 作業学とは 教科書P2~13から作業に関する概要を確認しておく。
2 作業療法の手段と作業の枠組み・対象者 教科書P305~365の事例から対象者のイメージを膨らませる。
3 作業療法に関連する基本的事項 一般的な治療の目的と作業を治療に用いる条件について理解する。
4 ライフステージと作業 今の自分に影響を与えた自分史を考えてみよう。
5 健康増進に向けた作業 教科書P218~234から健康であるとはどのようなことか理解しよう。
6 作業における諸理論 教科書P235~304から各理論における予備知識を習得しておこう。
7 精神分析と作業・感覚統合と作業 精神科領域と小児領域における作業療法について見聞を広めておこう。
8 対人援助とコミュニケーション 実際のコミュニケーションから自他の行動を認識できる視点を身に着けておこう。
成績評価方法
グループワーク提出物(40%)レポート課題(60%)にて総合評価します。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
作業療法学ゴールド・マスター・テキスト 作業学 第3版 ・ 長崎重信 編集(メジカルビュー社) 978-4-7583-2042-9
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
作業療法の「作業」に含まれた意味を理解するために、自身の「作業」から考えていきます。その後、作業が持つ治療的特性と生活支援との関連性についてグループワークを行います。グループワークに参加できない場合は、評定に大きく影響する場合がありますので、体調を整え参加できるようにしておいてください。
教員との連絡方法
ポータルサイトからの連絡、及びオフィスアワーに研究棟307研究室を訪れてください。
実務経験のある教員