科目コード
R24210
授業科目名
基礎理学療法評価学演習
担当者
石倉 英樹 ・ 中川 敬汰
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
1年
後期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
理学療法における測定から評価、治療の流れについて理解し、理学療法の対象となる障害を客観的に評価する基本事項を習得する。おもにバイタル測定・形態測定・関節可動域測定を中心として実施する。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1. 理学療法における、測定・評価・治療の関連について述べることができる。
2. 検査測定を実施して、得られる内容について説明することができる。
3. 形態測定や関節可動域測定を安全に、そして正確に評価が実施できる。
履修上の注意事項
実習に適した服装(短パン、ポロシャツ)と実技セット(メジャー、角度計など)、蛍光ペンを準備すること。
また小テストを実施する。復習を怠らない様に履修すること。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション、バイタルサインの基礎 ・バイタルサインに関する基礎知識 【石倉】 バイタルサインの評価を行う意義・目的を考えておく。(60分)
2 バイタルサインの評価① ・意識状態、心拍-脈拍、呼吸の評価 【石倉】 意識状態、心拍-脈拍、呼吸の評価について、臨床場面で行うイメージをしておく。(60分)
3 バイタルサインの評価② ・血圧、体温、経皮的酸素飽和度の評価 【石倉】 血圧、体温、経皮的酸素飽和度の評価について、臨床場面で行うイメージをしておく。(60分)
4 形態測定の基礎 ・形態測定に関する基礎知識 【中川】 形態測定の評価を行う意義・目的を考えておく。(60分)
5 形態測定の評価① ・身長、体重の測定、栄養状態と体格指数 【中川】 身長、体重、栄養状態、体格指数の評価について、臨床場面で行うイメージをしておく。(60分)
6 形態測定の評価② ・四肢長および肢節長の測定(上肢) 【中川】 上肢の肢長周径の評価について、臨床場面で行うイメージをしておく。(60分)
7 形態測定の評価③ ・四肢長および肢節長の測定(下肢) 【中川】 下肢の肢長周径の評価について、臨床場面で行うイメージをしておく。(60分)
8 バイタルサイン ・形態測定のまとめ・バイタルサイン、形態測定に関する実技の習熟 【石倉】 臨床場面を想定し、バイタルサイン、形態測定を一連の流れとして、評価する方法をまとめる。(60分)
9 関節可動域測定の基礎 ・関節可動域測定に関する基礎知識 【石倉】 関節可動域測定を行う意義・目的を考えておく。(60分)
10 関節可動域測定の評価① ・関節可動域測定(肩甲帯~肩関節)の評価 【石倉】 肩甲帯~肩関節の可動域評価について、臨床場面で行うイメージをしておく。(60分)
11 関節可動域測定の評価② ・関節可動域測定(肘関節~手関節)の評価 【石倉】 肘関節~手関節の可動域評価について、臨床場面で行うイメージをしておく。(60分)
12 関節可動域測定の評価③ ・関節可動域測定(股関節)の評価 【石倉】 股関節の可動域評価について、臨床場面で行うイメージをしておく。(60分)
13 関節可動域測定の評価④ ・関節可動域測定(膝関節~足部)の評価 【石倉】 膝関節~足部の可動域評価について、臨床場面で行うイメージをしておく。(60分)
14 関節可動域測定の評価⑤ ・関節可動域測定(体幹、手指、足指、その他)の評価 【石倉】 体幹、手指、足指などの可動域評価について、臨床場面で行うイメージをしておく。(60分)
15 関節可動域測定のまとめ ・関節可動域測定に関する実技の習熟 【石倉】 臨床場面を想定し、関節可動域測定を一連の流れとして評価する方法をまとめる。(60分)
成績評価方法
筆記試験45%、実技試験45%、小テスト10%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
理学療法評価学 第6版補訂版(金原出版) 978-4-307-75068-4
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
標準理学療法 理学療法評価学 第6版補訂版(医学書院) 978-4-307-0775068-4
動画で学ぶ関節可動域測定法ROMナビ増補改訂第3版(ラウンドフラット) 978-4904613696
教員からのメッセージ
評価は、解剖学、生理学などや身体の構造についての知識が不可欠であり、特に身体触診についてはよく復習しておくと良い。
教員との連絡方法
オフィスアワーを活用すること
実務経験のある教員
病院や施設での理学療法士としての臨床経験を基に、理学療法評価(バイタルサイン、形態測定、関節可動域測定)について講義及び実習を行う。