科目コード
R24105
授業科目名
哲学
担当者
関村 誠
対象年度
2024
履修区分
選択
開講期
1年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
人間が生きること、死ぬということはいかなることか、人間が自由であるとはいかなることか、こうした人間存在そのものについての問題を、あらためて自分自身の問題として問い、古今の哲学者の思想を手がかりに考察する。それを通じて、自分自身の生き方をその可能性において見つめ直すきっかけを探るとともに、現代社会の諸問題を原理的な次元から考察しうる視座を身につける。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
過去の哲学者の言葉を理解するだけでなく、そこからさらに自分の生き方を見つめ直し、自分の問題意識や考えを表明できるようにする。人間や世界について、これまで当たり前とみなしていた考えとは異なった観点からも思索できるようにする。
履修上の注意事項
毎回の授業で小レポートを提出してもらいます。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 哲学とは何か ・知への愛としての哲学 授業資料を読み、内容を把握しておく。
2 哲学はどこから始まるのか ・「驚き」からの思索 授業資料を読み、内容を把握しておく。
3 世界はどのようにできているか ・「根源」の探究と「観る」ことの重要性 授業資料を読み、内容を把握しておく。
4 空間のとらえ方と世界の見方 ・デカルトにおける「私」と遠近法の意味 授業資料を読み、内容を把握しておく。
5 「現実」とは何か ・「対象のあるがまま」と「目に映るがまま」の違い 授業資料を読み、内容を把握しておく。
6 生物と幼児から見た世界 ・「環世界」について 授業資料を読み、内容を把握しておく。
7 人間の偉大さと惨めさ ・ストア派の哲学者の言葉を読む 授業資料を読み、内容を把握しておく。
8 透明人間になれたら ・プラトン『国家』における「正しさ」の問題 授業資料を読み、内容を把握しておく。
9 模倣と「うつし」 ・「移し」「写し」「映し」について 授業資料を読み、内容を把握しておく。
10 仮面と顔・面の機能 ・仮面をかぶった生 授業資料を読み、内容を把握しておく。
11 現実の世界と夢の世界 ・プラトンによる「洞窟の比喩」を読む 授業資料を読み、内容を把握しておく。
12 「かげ」の問題 ・谷崎潤一郎『陰翳礼讃』を読む 授業資料を読み、内容を把握しておく。
13 日本人と「間」の感性 ・自己と他者の関係について 授業資料を読み、内容を把握しておく。
14 「もの」と「こと」 ・日本語の「もの」と「こと」という表現の違いに着目 授業資料を読み、内容を把握しておく。
15 まとめ ・これまでの授業内容を振り返る 授業資料を読み、内容を把握しておく。
成績評価方法
各回の課題レポート45%、期末試験55%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
資料配布
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
教科書は使用せず、資料を配布します。参考書はそのつど紹介します。
教員との連絡方法
質問や相談は授業の後に受け付けます。
実務経験のある教員