科目コード
R24102
授業科目名
心理学
担当者
河原 剛
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
1年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
多くの実践領域で用いられている基本的な心理学領域の知見を、最新の研究成果とともに概説する。心理検査や心理学実験のデモンストレーションなどの体験的な内容にも取り組み、実感を伴う知識を提供する。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
①科学的な知見に基づいた、心理学の基礎的な知識を習得する
②日常生活で起きる現象を心理学的に説明できる
履修上の注意事項
①ほかの学生の学習機会を損なう行為(主に私語)を禁止する。場合により退出要求や、評価の減点等の処置を行う。
②講義で配布する資料や文章等をインターネット上に公開することを禁止する。
③遅刻・早退は避ける。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション(心理学とは?) 次回までに身の回りにある錯覚に関する事象を観察する(4時間)
2 知覚心理学 視覚における知覚心理学の理論について 錯視,錯覚について 次回までに人間における学習とは何かをイメージしておくこと(4時間)
3 学習心理学(1) レスポンデント条件づけについて 自分の身の回りにおけるレスポンデント条件付けを探す(4時間)
4 学習心理学(2) オペラント条件について 自分の身の回りにおけるオペラント条件付けを探す(4時間)
5 学習心理学(3) 人間にみられる特殊な学習について 自分の習慣・癖になっている行動を探す(4時間)
6 認知心理学(1) 記憶のメカニズムについて 記憶にはどんな種類があるかを再確認しておく(4時間)
7 認知心理学(2) 共感覚・アフォーダンスについて 身の回りのアフォーダンスを探す(4時間)
8 発達心理学(1) 発達心理学の基礎的理解について 自身の発達段階,発達課題を見直す(4時間)
9 発達心理学(2) 発達段階と生涯発達,乳幼児期における発達課題について 乳幼児期に直面すると考えられる発達課題をイメージする(4時間)
10 発達心理学(3) 児童期の発達課題について 児童期に直面すると考えられる発達課題をイメージする(4時間)
11 感情心理学 感情はどのように生じるのか 自分の感情体験について意識する(4時間)
12 社会心理学(1) 偏見はなぜ生まれるのか,人を説得するには 偏見について考えてみること(4時間)
13 社会心理学(2) 周りの人と同じような行動をとってしまうのはなぜ(権威への服従,同調行動) 自身が取りがちな同調行動を振り返る(4時間)
14 個人差心理学 人の性格は測れるのか 自身の性格をアセスメントする(4時間)
15 臨床心理学 様々な心理療法について 紹介した心理療法が医療現場でどのように扱われるかをイメージする(4時間)
成績評価方法
期末試験:60% 毎回の授業の最後に課されるコメントシート:40%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
ゼロからはじめる心理学・入門 金沢 創 他(有斐閣) 978-4-6411-5022-5
教員からのメッセージ
授業中は教員の言葉を一字一句メモする必要はなく、話を聞くことや内容について考えを深めることに集中する。日常生活の中で、講義中に学んだことを他者と議論することが望ましい。
オフィスアワー:水曜日12時~14時
連絡先:t26a_ur02ki@hotmail.com
教員との連絡方法
①受講票で質問  ②講義前後に教室か講師室にて直接質問  ③メール
講義時以外は基本的に在学していないので、上記の方法で隙を見て気軽に話しかけるように。
実務経験のある教員
公認心理師として病院臨床、教育機関でのカウンセリングなどで様々な人の心の声に耳を傾けてきた教員が担当します。当該授業を通して臨床心理学の知見に触れ、人が生きていくうえで出会う様々な課題や生きにくさなどを、共に考え議論することで、”生きた教養”を身に付けることを目指す授業です。