科目コード
N22322
授業科目名
リプロダクティブ・ヘルス看護学実習
担当者
山田晃子/加藤千尋他
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
3年
後期
実習期間
10日間
単位数
2単位

授業の概要
既習の講義・演習で学んだ知識・技術を統合し、マタニティサイクルにある女性や新生児期にある対象者とその家族に必要な看護援助について学修する。
またリプロダクティブ・ヘルスの視点から、健康支援のあり方や包括的な看護について学ぶ。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1.対象者とその家族の人権を守り、プライバシーに配慮した行動ができる。
2.妊娠・分娩・産褥期にある女性と新生児および家族の健康状態をアセスメントし、看護過程を展開する実践能力を養う。
3.母子をとりまく環境の実際や社会資源の活用法について述べることができる。
4.母子保健医療チームの一員としての役割と協力・連携の重要性を理解できる。
実習先行要件
・1・2年次開講の看護基幹科目および看護展開科目の必修科目の単位修得
・発達看護学(リプロダクティブ・ヘルスと看護技術)の単位修得
・看護学総合演習Ⅰ(看護実践基礎力の涵養)の単位修得
履修上の注意事項
・実習施設や対象者から知り得た情報の守秘義務を徹底する。
・健康に留意し、実習に臨むための自己管理を徹底する。全出席が原則である。
・実習態度が悪い場合には、実習施設・対象者への影響を考慮し、実習が継続できないことがある。
実習スケジュール
《実習前の準備》
・これまでの講義・演習内容を復習し、学習課題を提出する。
・看護技術の再確認を行う。
《実習中》
・各グループに分かれて2週間の実習を行う。
・妊産褥婦および新生児を対象として、受け持ち事例の看護課程を展開する。
・周産期関連施設における支援の実際について学ぶ。
・母性看護に関する課題についてまとめ、発表し学びを共有する。
・実習開始・終了時にそれぞれプレテスト・ポストテストを行う。
※詳細は臨地実習要綱参照(実習配置のパターンや見学施設は個々に異なる)
成績評価方法
臨地実習要綱の評価表に基づき評価する。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教員からのメッセージ
・事前準備として、関連科目での学びを学習ファイルとしてまとめてください。
・実習中に該当項目をすぐに調べることができるように、教科書・学習ファイルに付箋やインデックスを付けるなど工夫して準備しましょう。
・積極的に臨みましょう。
・わからないことや疑問などは、曖昧なままにしないで解決できるように、報告・連絡・相談をしてください。
教員との連絡方法
オリエンテーション時に担当教員から説明します。
実務経験のある教員
担当教員は全員看護師・助産師として臨床の実務経験があり、発達看護学実習(リプロダクティブ・ヘルスと看護)での学生の看護実践を指導するための能力を有している。