科目コード
N22311
授業科目名
発達看護学(小児看護理論)
担当者
藤原理恵子
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
さまざまな健康レベルにある子どもとその家族を理解し、権利擁護に配慮した看護実践を行うために必要な基礎的な知識を学ぶ。子どもの発達段階、健康状態、置かれている状況に合わせた援助を実践するために、小児期に特徴的な健康障害と看護、子どもとその家族の持つ力を促進する援助等について学修する。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1.健康障害や入院が、子どもとその家族に与える影響と看護について説明することができる。
2.小児期に起こりやすい症状と、その要因や機序、発達段階を考慮した看護について説明することができる。
3.小児期に特徴的な健康障害とその看護について、病態生理や発達段階を踏まえて説明することができる。
4.子どもとその家族の最善の利益を考慮した看護について考えることができる。
履修上の注意事項
・教科書を持参してください。資料は講義時に配布します。予習・復習をして講義に臨んでください。
・課題の提出期限は厳守してください。
・授業中の私語、携帯電話の使用等、受講の意思がないと判断される行為が認められた場合や他の受講生に迷惑をかける行為が認められた場合には、退室を促すことがあります。その際は、欠席扱いとします。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション、子どもの成長・発達と看護(復習) 【藤原】 事前学習:シラバスを確認し、教科書の該当範囲を把握する(40分)、事後学習:学習計画の立案、課題提出(60分)
2 健康障害や入院が子どもと家族に及ぼす影響と看護 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
3 検査や処置を受ける子どもと家族への看護 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
4 急性期にある子どもと家族への看護(発熱、痙攣) 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
5 急性期にある子どもと家族への看護(呼吸困難) 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
6 急性期にある子どもと家族への看護(嘔吐、下痢、脱水) 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
7 周手術期における子どもと家族への看護 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
8 活動制限、感染対策上隔離が必要な子どもとその家族への看護(小児感染症) 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
9 循環器疾患をもつ児の看護(先天性心疾患、川崎病) 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
10 慢性期にある子どもと家族への看護(Ⅰ型糖尿病) 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
11 慢性期にある子どもと家族への看護(ネフローゼ症候群) 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
12 子どもの事故、生命徴候が危険な状況にある子どもと家族の看護 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
13 虐待を受けている可能性のある子どもと家族への看護 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
14 終末期にある子どもと家族への看護(白血病) 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:教科書と講義資料の熟読、学修内容の整理(60分)
15 終末期にある子どもと家族への看護(白血病) 【藤原】 事前学習:教科書該当範囲の通読(40分)、事後学習:レポート課題(60分)
成績評価方法
期末試験(80%)、課題レポート他(20%)
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
ナーシング・グラフィカ 小児看護学①小児の発達と看護,中野綾美編(メディカ出版)(2年前期購入済) 978-4-8404-7842-7
ナーシング・グラフィカ 小児看護学③小児の疾患と看護,中村友彦/西沢博子編(メディカ出版) 978-4-8404-7844-1
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
発達段階からみた小児看護過程+病態関連図,浅野みどり他編(医学書院) 978-4-260-04676-3
病気がみえる vol.15小児科, 医療情報科学研究所編(メディックメディア) 978-4-89632-878-3
教員からのメッセージ
講義後は、教科書や資料等を読み返し、理解を深めましょう。
教員との連絡方法
c-learningを使用してください。
実務経験のある教員
担当教員は看護師として臨床での実務経験あり。