科目コード
N22301
授業科目名
フィジカルアセスメントⅠ(総論)
担当者
中井芙美子
対象年度
2025
履修区分
必修
開講期
1年
後期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
フィジカルアセスメントとは、身体的(フィジカル)状態をアセスメントすることであり、看護の対象となる人の健康状態を把握するために必要な技術である。看護におけるフィジカルアセスメントは、対象の身体的状態をアセスメントし、援助につなげていくことが重要となる。本科目では、フィジカルアセスメントは、問診とフィジカルイグザミネーション(視診、聴診、打診、触診)によって行われることを理解し、問診、フィジカルイグザミネーションの実施とその結果得られた情報のアセスメントに必要な知識について学ぶ。また、対象の身体的状態を把握するために基本的なバイタルサインのアセスメントについて理解し、その測定を学び実施ができることを目指す。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1. 対象者の援助につなげるためのフィジカルアセスメントであることが理解できる
2. 問診、フィジカルイグザミネーション(視診、聴診、打診、触診)とその方法がわかる。
3. バイタルサインについて理解し、バイタルサイン測定ができるようになる。
履修上の注意事項
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 ガイダンス・フィジカルアセスメントとは・問診・視診・触診・打診・聴診 【中井】 【事後学修】フィジカルアセスメントとは何か、情報の種類について復習する。問診・視診・打診・聴診について復習する。
2 バイタルサイン(体温・脈拍) 【中井】 【事後学修】バイタルサインにおける体温と脈拍について復習するとともに、その測定方法について復習しておく。
3 バイタルサイン(血圧・呼吸) 【中井】 【事後学修】バイタルサインにおける血圧と呼吸について復習するとともに、その測定方法について復習しておく。
4 確認テスト・バイタルサイン測定(体温・脈拍・呼吸) 【中井】 【事前学修】測定方法の復習をする。
5 確認テスト・バイタルサイン測定(血圧) 【中井】 【事前学修】測定方法の復習をする。
6 バイタルサイン測定 【中井】 【事前学修】バイタルサイン測定に関する知識を確認するとともに、その測定方法の復習と練習をする。
7 まとめ 【中井】 【事前学修】フィジカルアセスメントに関する知識及びバイタルサインについて復習する。バイタルサイン測定の練習を行う。
8 バイタルサイン測定 【中井】 【事前学修】フィジカルアセスメントに関する知識及びバイタルサインについて復習する。バイタルサイン測定の練習を行う。
成績評価方法
期末試験80%、確認テスト10%・技術チェック10%で評価する。定期試験は、8回の講義が終了した次の週となる、11/14(金)2限目に実施する。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
看護がみえるVol.3 フィジカルアセスメント(1年前期購入済み)
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
正常な身体の機能に関する知識が必要です。講義資料の復習が試験対策となります。バイタルサイン測定は、看護師の観察においては基本的な技術となりますので、確実にできるようになりましょう。
教員との連絡方法
C-learningや授業後に対応します。
実務経験のある教員