科目コード
N22215
授業科目名
医療安全論
担当者
藤井隆行/塚本仁美/廣田旬孝/嶋和城/小泉千恵子
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
2年
前期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
安全な医療に関する制度、システム、安全な医療環境への対策及び看護の専門職者としての事故・安全管理・危機管理・感染症対策に関する基礎知識を学ぶ。また、臨地実習で常に安全を意識して、リスクや危機を予測し、回避する行動がとれる基本的態度に活用できる知識を学修する。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1.安全な医療に関する制度、システム、安全な医療環境への対策について説明できる。
2.事故発生のメカニズムと発生要因がわかり、事故回避や危機、リスク回避、及び方策を考えることができる。
3.看護の専門職人としての事故・安全管理・危機管理について説明できる。
4.医療現場における感染症対策について説明でき、自分自身で感染症回避の行動がとれる。
履修上の注意事項
教科書を持参してください。資料は講義時に配布します。予習・復習をして講義に臨んでください。
提出物の提出期限は遵守してください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 ガイダンス/医療安全と看護の理念 【藤井】 事前学習:教科書pp.14-36を通読 事後学習:配布資料やテキストを使用し、講義内容を整理する
2 医療安全に対する行政および組織的な取り組み 【小泉】 事前学習:教科書pp.38-79を通読 事後学習:配布資料やテキストを使用し、講義内容を整理する
3 事故発生のメカニズムとリスクマネジメント 【廣田】 事前学習:教科書pp.82-122を通読 事後学習:配布資料やテキストを使用し、講義内容を整理する
4 患者・家族との協同と安全文化の醸成 【小泉】 事前学習:教科書pp.118-135を通読 事後学習:配布資料やテキストを使用し、講義内容を整理する
5 看護における医療事故と安全対策の概要 【藤井】 事前学習:教科書pp.140-192を通読 事後学習:配布資料やテキストを使用し、講義内容を整理する
6 医療事故後の対応 【塚本】 事前学習:教科書pp.65-79を通読 事後学習:配布資料やテキストを使用し、講義内容を整理する
7 精神科における医療安全 【藤井】 事前学習:なし 事後学習:配布資料等を使用し、講義内容を整理する
8 高齢期における医療安全 【塚本】 事前学習:教科書pp.161-173、pp.209-213を通読 事後学習:配布資料やテキストを使用し、講義内容を整理する
9 臨地実習における医療安全① 【塚本】 事前学習:なし 事後学習:配布資料やテキストを使用し、講義内容を整理する
10 臨地実習における医療安全② 【塚本】 事前学習:教科書pp.242-252を通読 事後学習:配布資料やテキストを使用し、講義内容を整理する
11 医療安全とコミュニケーション 組織的な体制 【藤井】 事前学習:なし 事後学習:配布資料等を使用し、講義内容を整理する
12 感染症対策の実際 【小泉】 事前学習:なし 事後学習:配布資料等を使用し、講義内容を整理する
13 看護師の労働安全衛生上の事故防止 【嶋】 事前学習:教科書pp.216-240を通読 事後学習:配布資料やテキストを使用し、講義内容を整理する
14 医療機器関連の事故防止について 【廣田】 事前学習:なし 事後学習:配布資料等を使用し、講義内容を整理する
15 コミュニケーションエラーを予防するコミュニケーションスキル 【嶋】 事前学習:教科書p.19 、pp.131-136を通読 事後学習:配布資料やテキストを使用し、講義内容を整理する
成績評価方法
期末試験(70%)、小テストや課題および受講態度等(30%)で総合判定する。

ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
ナーシング・グラフィカ 看護の統合と実践(2):医療安全 第5版 ・ 松下由美子他 編(メディカ出版) 978-4-8404-7846-5
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
適宜紹介
教員からのメッセージ
日頃の安全や事故・危機に関する情報に目を向けることは、事故やリスクに関する情報が知識となって、安全や感染予防の行動に結びつきます。学修を自己の学びに転化できるような学修方法の修得に期待します。
教員との連絡方法
講義終了時に、各担当教員に質問等をしてください。
実務経験のある教員
全教員、看護職としての臨床経験があるため、その経験を活用しながら医療安全の基礎知識について講義を行う。