科目コード
N20221
授業科目名
疫学
担当者
池内 実
対象年度
2024
履修区分
選択
開講期
3年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
疫学は、人間集団の健康事象を観察し、その発生要因、促進・抑制要因を分析し、健康問題の解決を図る方法論を提供し、実践にむずびつける学問です。
保健活動における統計の意義と技術について学び、地域における保健予防対策の企画、立案および評価のための基礎的能力を養う。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
疫学の概念、疫学の指標(罹患率、有病率、相対頻度、死亡率など)、因果関係、記述疫学、分析疫学、コホート研究、症例対照研究、介入研究、スクリーニング、主な疾患の疫学(感染症、悪性新生物。循環器疾患など)など、人間集団としての健康水準及び疾病異常に関与する要因を探り、地域機における疾病や健康水準の予防、向上に役立てる解決方法を見いだす方法論について理解する。
<
-:
履修上の注意事項
講義中の私語及びスマートフォーンの使用禁止。
配布資料は、予備がありませんので、紛失した場合は、各自の責任において、他の学生からコピーをしてください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 ガイダンス、疫学的な考え方、疫学と統計(疫学で用いられる統計的方法とその解釈) 【池内 実】 疫学の考え方、情報科学Ⅱ(保健統計学)の内容を復習して理解しておくこと。
2 人口統計(生命表、平均寿命)、保健統計調査(人口静態統計、人口動態統計 他) 【池内 実】 各保健統計調査について、調査方法・実施内容、調査項目などを復習し理解しておくこと。
3 疫学の基本的な用語(疾病・健康事象、危険因子と予防因子) 【池内 実】 疫学で使用する基本的な用語を復習し理解しておくこと。
4 疾病の原因、疫学的な因果関係 【池内 実】 病気や健康、曝露と病気の関係について復習し理解しておくこと
5 疾病頻度の指標(有病と疾患の区別) 【池内 実】 疾病頻度の指標について復習し理解しておくこと。
6 曝露の効果を表す指標(相対危険と寄与危険) 【池内 実】 曝露効果の指標を復習し理解しておくこと。
7 疫学研究のさまざまなデザイン 【池内 実】 疫学研究方法を復習し理解しておくこと。
8 疫学の質(真実と誤差) 【池内 実】 母集団、標本、誤差など復習し理解しておくこと。
9 スクリーニング 【池内 実】 スクリーニング調査について復習し理解しておくこと。
10 疾病登録 【池内 実】 各種登録内容を復習し理解しておくこと。
11 主な疾患の疫学 【池内 実】 領域別の疫学の測定方法なと復習し理解しておくこと。
12 社会疫学(社会構造が健康に与える影響) 【池内 実】 社会疫学の考え方、調査法について復習し理解しておくこと。
13 政策疫学(地域保健と疫学) 【池内 実】 政策の方針決定への疫学のかかわり等について復習し理解しておくこと。
14 臨床疫学とEBN(Evidence-based Nursing) 【池内 実】 臨床医学に関する諸問題を疫学的手法により解決する方法論を復習し理解すること。
15 遺伝疫学(遺伝要因と環境要因) 【池内 実】 遺伝要因、感光要因などを復習し理解しておくこと。
成績評価方法
小テスト・レポート:50%、期末試験:50%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
基礎からわかる 看護疫学入門 第3版 ・ 大木秀一 (医歯薬出版) 978-4-263-23698-7
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
はじめて学ぶ やさしい疫学 改訂第3版 ・ 日本疫学会 (南江堂) 978-4-524-24399-0
教員からのメッセージ
講義の内容や配付資料に関する疑問に関しては、質問や調べたりして疑問を解消してください。
質問・相談など時間を要する場合は、事前に連絡・確認を必ず取ってください。
教員との連絡方法
基本は「C-learing」を利用します。
E-mail:mikeuchi-hcue@memoad.jp
実務経験のある教員
・特定疾患による死亡の国際比較及び県別観察
・被爆者のがん死亡に関する調査
・肺がんの地理的検討
・乳がん及び子宮がん死亡率の年次推移からみた都道府県比較
・中高年における飲酒習慣と血圧
・お茶の日常摂取と肥満・血圧・血清脂質・喫煙・ストレスの関連
・東海村中性子線被曝事故における事故後ストレス障害調査