科目コード
N20103
授業科目名
生命と遺伝子(生命倫理学)
担当者
田中健
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
1年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
人間の生のあり方は技術や制度の制約のもとにあるのと同時に、人と人との関係のあり方によっても影響されます。この状況は医療分野においても基本的には変わりません。
この講義では、「技術」、「制度」、「人と人との関係のあり方」の観点から、医療分野における倫理問題(善悪に関わる問題)について解説していきます。それらの背景には、人間が人間である以上避けられない、解決困難で普遍的な問題が横たわっていることが明らかになるでしょう。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
・医療分野における倫理問題の概要と、それに関してこれまでに蓄積されてきた議論を理解すること。
・過去の議論を理解し吟味することによって、医療者として適切な倫理的判断(善悪に関わる判断)を下せるようになること
履修上の注意事項
・私語やスマートフォンの使用など、他の受講者の迷惑となる行為を禁止します。
・必ず指定された座席に着席して下さい。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 受講ガイダンス/倫理と法 事前学修:不要 事後学修:30分。
2 生殖技術の倫理問題(1):技術の概要 事前学修:20分 事後学修30分
3 生殖技術の倫理問題(2):生殖技術をめぐる事件 事前学修:20分 事後学修:30分
4 生殖技術の倫理問題(3):生殖技術の規制 事前学修:20分 事後学修:30分
5 脳死と臓器移植の倫理問題(1):脳死とはどのような状態か 事前学修:20分 事後学修:30分
6 脳死と臓器移植の倫理問題(2):脳死判定基準の意味 事前学修:20分 事後学修30分
7 守秘義務の倫理問題 事前学修:20分 事後学修30分
8 安楽死・尊厳死の倫理問題(1):安楽死とはどのような行いか 事前学修:20分 事後学修:30分
9 安楽死・尊厳死の倫理問題(2):安楽死事件の判例 事前学修:20分 事後学修:30分
10 安楽死・尊厳死の倫理問題(3):「死の自己決定」の拡大 事前学修:20分 事後学修:30分
11 インフォームド・コンセント(1):成立の歴史的背景 事前学修:20分 事後学修:30分
12 インフォームド・コンセント(2):土台となる「患者‐医療者」関係 事前学修:20分 事後学修:30分
13 人工妊娠中絶の倫理問題(1):母体保護法成立までの制度の変遷 事前学修:20分 事後学修:30分
14 人工妊娠中絶の倫理問題(2):プロライフ(中絶反対派)の主張 事前学修:20分 事後学修:30分
15 人工妊娠中絶の倫理問題(3):プロチョイス(中絶容認派)の主張 事前学修:20分 事後学修:30分
成績評価方法
「定期試験70%」と「事前課題/コメントペーパー30%」で評価する。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
なし。プリントを配布する。
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
『生命倫理学入門』 今井道夫(産業図書) ISBN978-4-7828-0213-7 C3310
『マンガで学ぶ生命倫理』 児玉聡ほか(化学同人) ISBN978-4-7598-1542-9 C0012
『命は誰のものか』 香川智晶(ディスカヴァー・トゥエンティワン) ISBN978-4-88759-734-1 C0236
教員からのメッセージ
事前学修:前の回の授業において、次回の授業までに調べておいてほしいことや考えておいてほしいことを示します。「事前課題」として提出を求める場合もありますので、準備しておいて下さい。
復習:授業において復習のポイントを指示しますので、授業後に確認を行ってください。また、授業で紹介した問題に関して「自分の考え(自分ならどう考えるか)」を整理して下さい。
教員との連絡方法
ご質問などは授業終了後に教室で承ります。また、コメントペーパーに書いていただくこともできます。
実務経験のある教員