科目コード
N12323
授業科目名
家族看護学
担当者
田川 紀美子
対象年度
2024
履修区分
選択
開講期
3年
前期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
家族とは何か?を考えながら、家族をケアの対象として看護するための基本的な知識や援助方法について学ぶ。
家族を支援するために、家族発達、家族システム、家族セルフケア等について学ぶ。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
ジェノグラムやエコマップを用いて家族を捉えることができる。
家族の力が発揮できる看護支援について考えることができる。
家族をケアの対象とし看護することの意味と必要性を理解し、実際の看護について説明できる。
履修上の注意事項
ディスカッションを行うため、積極的に参加してください。
教科書は必ず持参してください。課題の提出期日は厳守してください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション・家族看護とは?家族を看護するとはどういうことなのか、概要や講義の流れを説明する。また、家族を取り巻く環境の変化について考える。 ・事前学修:家族について、自己の考えをまとめておく(30分)自己紹介の準備(30分)・事後学修:講義後の家族観についてまとめる(30分)教科書p.107~121を熟読する(30分)
2 家族発達・家族システム理論について 家族を発達している存在として理解する。各発達段階の特徴や課題を理解する。また、システムとしての家族の特徴を理解する。 ・事前学修:教科書p.9~26を熟読し、疑問点を明らかにする(60分)・事後学修:講義内容を振り返り、不明点を明確にする(30分)
3 ジェノグラム・エコマップを活用する ジェノグラム・エコマップの記載方法について学ぶ。1つの家族をジェノグラム・エコマップを用いて表現する。 ・事前学修:教科書p.27~38を熟読し、疑問点を明らかにする(60分)・事後学修:講義内容を振り返り、ジェノグラム・エコグラムを作成する(60分)
4 家族ストレス対処理論・家族構造‐機能理論 健康な家族のストレス対処方法について学ぶ。また、家族の構造や機能について理解する。 ・事前学修:教科書p.49~61を熟読し、疑問点を明らかにする(60分)・事後学修:講義内容を振り返り、不明点を明確にする(30分)
5 セルフケア・パートナーシップ・家族エンパワメント セルフケアの視点から家族をアセスメントする。またパートナーシップのあり方について考える。家族エンパワーメントモデルの構造を理解する。 ・事前学修:教科書p.62~76を熟読し、疑問点を明らかにする(60分)・事後学修:講義内容を振り返り、不明点を明確にする(30分)
6 家族アセスメントモデル フリードマン、ハンソン、ヘルス・プロモーションモデル、カルガリー、渡辺式それぞれのモデルの理論的背景を理解する。事例を用いてアセスメントを実施する。 ・事前学修:教科書p.77~92を熟読し、疑問点を明らかにする(60分)・事後学修:講義内で行ったアセスメントをさらに深め、アセスメントを完成させる(60分)
7 あいまいな喪失理論・ジェノグラム、エコマップを用いた事例発表 あいまいな喪失理論について、動画を用いて理解を深める。また、ジェノグラム・エコマップを活用し、家族を分かりやすく表現する。 ・事前学修:発表準備(60分)・事後学修:講義内で行った発表を聞き、疑問・感想をまとめる(60分)
8 家族看護過程 事例を活用し、実際の看護過程を展開する。 ・事前学修:教科書p.9~92を復習しておく(60分)・事後学修:講義内で行った看護過程について、見直しし完成させる(60分)
成績評価方法
期末課題50% 授業内課題20% ディスカッションへの参加状況30%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
家族看護学 臨床場面と事例から考える 改訂第3版 ・山崎あけみ 原礼子編集(南江堂) 978-4-524-22929-1
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
家族のかたちも多様化する現代において、家族をケアの対象とし看護することは容易ではありません。家族看護学は、1990年代に入り誕生した学問領域であり、自分たちで考えることが大切です。そのためにも、講義内容に該当する項目について、教科書を読み予習して授業に臨んでください。
教員との連絡方法
毎回の講義終了時に質問してください。それ以外の連絡方法については、第1回オリエンテーション時にお伝えします。
実務経験のある教員
小児科病棟や婦人科クリニックでの家族看護、保健センター等の行政や母子保健相談での実務経験あり。これらの経験から、家族を捉え支援していく方法や家族をアセスメントするための理論について講義する。