科目コード
E3143
授業科目名
重複障害・LD児の心理・生理・病理と指導
担当者
落合 俊郎
対象年度
2024
履修区分
教育課程表参照
開講期
3年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
特別支援学校の小中学部内に31.8%(令和3年度)在籍する障害をあわせもつ重複障害児の教育について,盲ろう二重障害児教育に始まる歴史をさかのぼり,知的障害,肢体不自由,病弱をあわせもつ重複障害児の心理,生理及び病理の特徴と授業の展開及び学習指導要領について説明します。さらに,医療的ケアが必要な子どもたちへの対処方法と実践についても講義します。小中学校の通常の級内に8.85%(令和4年度)も在籍すると推定されるLD等の発達障害児の心理,生理及び病理の特性と教育方法を示します。限局性学習症(学習障害),注意欠如多動症(ADHD),ASD(自閉スペクトラム症)の一次・二次障害への教育的支援の具体例を説明します。重複障害児とLD等の発達障害児の教育における課題を明らかにし,解決するための合理的配慮の具体的例とカリキュラム・マネジメントによる教育ならびに保護者支援についても説明します。さらに,教育者に必要な知識,使命感と倫理観を培います。授業の内容に対して積極的かつ主体的に意見の発表を行う授業を行います。そして,教員になる前にボランティア等で社会に貢献する気づきを養います。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
重複障害のある児童生徒の教育に関する学習指導要領の内容を理解できる。重複障害のある児童生徒の病理学的・生理学的・病理学的な特徴とその授業を理解し,医療的ケアに必要な知識を含む特別支援学校教諭に必要な総合的な知識,実践的知識を身につける。小学校・中学校の通常の学級に在籍するLD等の発達障害児の心理,生理及び病理の特徴の理解,合理的配慮を含めた指導法について習得する。具体的には,適切な学級経営と教科学習・自立活動的な授業を行える専門性と資質の向上を目指す。LD等の発達障害の特性を学ぶ中で,一次障害・二次障害の理解を深める。重複障害児及びLD等の発達障害児の教育をカリキュラム・マネジメントに則り,ライフステージに応じて必要となる持続する支援の構築,ならびに具体な教育実践の内容・方法を習得する。
履修上の注意事項
※コースによって「履修区分」が違います。教育課程表をよく確認してから、履修登録を行ってください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 重複障害について,その定義と心理,生理及び病理の特徴について Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業に関連する資料も添付してあるので,授業終了後は動画等を見て復習しておくこと。
2 重複障害のある児童生徒の行動特性と合理的配慮について Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業に関連する資料も添付してあるので,授業終了後は動画等を見て復習しておくこと。
3 重複障害のある児童生徒の指導法と教育課程:カリキュラム・マネジメントに則った実践と教育 Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業に関連する学校事例の論文も添付してあるので,拡大学習につなげること。
4 重複障害のある児童生徒の指導方法と教育課程:肢体不自由と重度知的障害と病弱の重複事例の紹介① Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業終了後は授業に関連する事例の動画も添付してあるので,拡大学習につなげること。
5 重複障害のある児童生徒の指導方法と教育課程:肢体不自由と重度知的障害と病弱の重複事例の紹介② Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業終了後は重症児施設や肢体不自由特別支援学校でのボランティア活動に参加し実態を知ること。
6 重複障害のある児童生徒の指導方法と教育課程:盲とろうが重複した事例の紹介 Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業終了後は授業に関連する事例の動画も添付してあるので,拡大学習につなげること。
7 重複障害のある児童生徒の指導方法:医療的ケアと保護者支援について Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業終了後は授業に関連するスキルに関する動画も添付してあるので,拡大学習につなげること。
8 LD等の発達障害の精神疾患診断・統計マニュアル第5版DSM-5での定義・捉え方について Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業終了後は授業に関連する事例の動画も添付してあるので,拡大学習につなげること。
9 LD等の発達障害児の心理,生理及び病理の特徴について Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業終了後は授業に関連する事例報告も添付してあるので,拡大学習につなげること。
10 LD等の発達障害児の教育におけるカリキュラム・マネジメントと合理的配慮:一次障害と二次障害を中心に Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業終了後は授業に関連する事例報告も添付してあるので,拡大学習につなげること。
11 LD等の発達障害児の教科学習における留意点とICTを使用した授業について Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業終了後は授業に関連する事例報告も添付してあるので,拡大学習につなげること。
12 LD等の発達障害児のソーシャル・スキルトレーニングとペアレントトレーニングについて Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業終了後は授業に関連する事例報告も添付してあるので,拡大学習につなげること。
13 LD等の発達障害児の子どもとその他の子どもが同じ学級に在籍した場面に生ずる課題の対処法について Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業終了後は授業に関連する事例報告も添付してあるので,拡大学習につなげること。
14 LD等の発達障害児が在籍する学級における教師の困り感の対処方法と保護者支援について Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業終了後は授業に関連する事例報告も添付してあるので,拡大学習につなげること。
15 まとめと振り返り Google Classroomによって配布資料が閲覧できるので事前に内容を把握し,授業に関連する事例の動画や報告も添付してあるので,復習しておくこと
成績評価方法
授業に関する小レポートの評価(50%)と定期試験(50%)の結果により総合的に評価します。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 自立活動編(幼稚部・小学部・中学部) 文部科学省(2018)(開隆堂) 978-4-304-04231-7
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
授業で使用する動画,文献等は全てロイロノートとGoogle Classroomに添付します。予習,復習,拡大学習に使用できます。
教員との連絡方法
e-mailによって協議,質問・相談を行います。アドレスは授業で伝えます。

実務経験のある教員
国立特別支援教育総合研究所重複障害教育研究部ならびに広島大学大学院人間社会学研究科附属特別支援教育実践センターでの教育相談において重複障害児と発達障害児の教育に携わった。