科目コード
E3142
授業科目名
聴覚障害児の心理・生理・病理と指導
担当者
川合 紀宗
対象年度
2024
履修区分
教育課程表参照
開講期
3年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
聴覚障害のある幼児児童生徒に対する教育的支援の制度・実践的側面、聴覚障害の心理・生理・病理的側面に関する基本的な事項の知識を身につけ、聴覚障害教育の在り方について学習する。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
①聴覚障害教育について考える際に基盤となる事項について、基礎的な知識を身につけることができる。
②聴覚障害教育の実際について、幼児児童生徒の発達段階を追い、具体的に教育の内容と方法を理解することができる。
③聴覚障害の心理・生理・病理的側面に関する基本的な事項を理解することができる。
④聴覚障害教育の望ましいあり方について主体的に考え、話し合うことができる。
履修上の注意事項
※コースによって「履修区分」が違います。教育課程表をよく確認してから、履修登録を行ってください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 聴覚障害とは 事前:配布資料に目を通し、聴覚障害の基盤的情報について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
2 聴覚障害教育の歴史的展開 事前:配布資料に目を通し、聴覚障害の歴史的背景について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
3 聴覚障害教育の解剖学 事前:配布資料に目を通し、聴覚障害の解剖学について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
4 聴覚障害教育の生理学 事前:配布資料に目を通し、聴覚障害の生理学について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
5 聴覚障害教育の病理(概論) 事前:配布資料に目を通し、聴覚障害の病理に関する基盤的情報について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
6 聴覚障害の原因・病因 事前:配布資料に目を通し、聴覚障害の原因や病院に関する情報について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
7 聴覚障害児の心理(概論) 事前:配布資料に目を通し、聴覚障害の心理的側面に関する基盤的情報について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
8 聴覚障害児の発達心理学的側面 事前:配布資料に目を通し、聴覚障害の発達心理学的側面について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
9 聴覚障害児の学習心理学的側面 事前:配布資料に目を通し、聴覚障害の学習心理学的側面について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
10 聴覚障害児のコミュニケーション 事前:配布資料に目を通し、聴覚障害児のコミュニケーション方法について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
11 聴覚障害児の評価・測定 事前:配布資料に目を通し、聴覚障害のアセスメントの在り方について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
12 聴覚障害児の教育課程 事前:配布資料に目を通し、聴覚障害のある幼児児童生徒に対する教育課程について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
13 特別支援学校に在籍する聴覚障害児に対する支援の現状と課題 事前:配布資料に目を通し、特別支援学校における聴覚障害のある幼児児童生徒に対する支援について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
14 特別支援学級に在籍する聴覚障害児に対する支援の現状と課題 前:配布資料に目を通し、特別支援学級に在籍する聴覚障害のある児童生徒に対する支援について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
15 通級による指導を受けている聴覚障害児に対する支援の現状と課題 前:配布資料に目を通し、通級による指導を受けている聴覚障害のある幼児児童生徒に対する支援について情報収集する(90分)事後:関連資料を検索、閲覧し理解を深める(120分)
成績評価方法
授業中の積極的な参加(質疑応答、グループワーク等:40%)や課題レポートの内容(60%)によって評価する。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
「聴覚障害教育の手引」文部科学省・ジアース教育新社 978-4863715622
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
「聴覚障害児の教育と方法」 草薙進郎・四日市章編(コレール社)
「聴覚障害教育 これまでとこれから:コミュニケーション論争・9歳の壁・障害認識を中心に」 脇中起余子(北大路書房)
教員からのメッセージ
聴覚障害の基礎を学ぶことで、認知や言語、学習のメカニズムやコミュニケーションの基礎についても学ぶことができます。
教員との連絡方法
nkawai@hiroshima-u.ac.jp
実務経験のある教員
米国の学校や病院、大学附属クリニックにて言語療法士として言語治療や大学院生の指導経験がある。