科目コード
E2173
授業科目名
肢体不自由児教育
担当者
水田弘見
対象年度
2026
履修区分
必修
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
授業の概要
肢体不自由児とは、一般的に手足の不自由な子どもといわれる(日本肢体不自由児協会)。法令では、〇肢体不自由の状態が補装具の使用によっても歩行、筆記等日常生活における基本的な動作が不可能又は困難な程度のもの 〇肢体不自由の状態が前号に掲げる程度に達しないもののうち、常時の医学的観察指導を必要とする程度のもの、と定められている(学校教育法施行令第22条の3)。これらは主に障害の状態を示しているが、近年、常時の医学的観察指導を必要とする子どもが増加傾向にあり、知的障害や感覚障害、内部障害を合併することも多い。本授業では、そうした児童の理解と教育的ニーズについて考えていく。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
到達目標
1 障害の状態に応じた教育課程について理解する。
2 生活リズムの重要性について理解する。
3 快不快・感情の表出と人との係わりについて考察する。
4 感覚と運動と認知の関連について理解する。
5 授業内容について質問、発言できるようになる。

履修上の注意事項
授業毎に配布する資料を整理保管すること。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 支持と操作・姿勢とあそび 「巧緻性はどのように育っていくか」 「やりたいを理解する手がかり」 【水田弘見】
2 見ることと運動障害 「体がゆれるとうまく見ることができない」 【水田弘見】
3 呼吸と食事と姿勢 「呼吸と食事は一体のもの」 【水田弘見】
4 学習姿勢の意味 「体の傾きと運動の関係」 【水田弘見】
5 快刺激と不快刺激、過敏と鈍麻 「乳幼児のあそびが変化していくわけ」 【水田弘見】
6 固有受容覚 「幼児がじっとしていないわけ」 【水田弘見】
7 病態・障害の悪化を予防する視点 「医療的ケアが頻回になったり、二次的な障害が悪化することは仕方がないことか」 【水田弘見】
8 体が固くなる 「体が動きにくくなることで生じてくること」 【水田弘見】
9 てんかんについて 「普段は分かりにくい病気、しかし、普段の状態の理解と配慮が大切」 「発作だけにとらわれないこと」 【水田弘見】
10 肢体不自由と自立活動・リハビリ 「多様な指導方法の中の共通点をみる」 【水田弘見】
11 教育と医療の連携・教えることと治すこと 「落ちていく力にどう向き合うか」 【水田弘見】
12 支援機器1 「制度の概要」 【水田弘見】
13 支援機器2 「感覚系と運動系」 【水田弘見】
14 支援機器3 「コミュニケーション」 【水田弘見】
15 指導目標の設定と指導内容の精選 「身に付けさせたいこと、身につくことを想像する力」 【水田弘見】
成績評価方法
定期試験

ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
特別支援学校学習指導要領解説自立活動編(幼稚部・小学部・中学部)平成30年3月(開隆堂) ISBN978-304-04231-7
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
インクルーシブ教育システムの構築と推進にあたって、特別支援教育の視点はその核になります。それは障害者にも健常者にも共通することです。授業を通じて、その視点を考えていきましょう。
授業の進み具合によって、授業計画の順番を変更することがあります。
教員との連絡方法
教務担当者に連絡してください。
実務経験のある教員
特別支援学校(知肢病)教諭、自立活動教諭(肢体不自由)、部主事、教頭、校長、県教委総括指導主事(特別支援教育)