科目コード
E2172
授業科目名
知的障害児教育
担当者
竹林地 毅
対象年度
2024
履修区分
教育課程表参照
開講期
2年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位
授業の概要
特別支援学校の教育課程の意義、児童生徒等の障害の状態等、教育実践、各学部や各段階のつながりを踏まえた教育課程の編成方法とカリキュラム・マネジメントの考え方を論じる。また、児童生徒等の障害の状態等を踏まえた各教科等の指導における配慮事項について論じ、具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を論じる。
DPとの関連
| ①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける | － |
| ②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける | ◎ |
| ③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける | － |
| ④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける | － |
| ⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力 | ○ |
| ※DP：ディプロマ・ポリシー（卒業認定・学位授与の方針）＝卒業までに身に付けるべき資質・能力 | |
|---|---|
到達目標
1 知的障害特別支援学校の教科の目標・内容や各段階のつながりを理解している。また、各教科等の内容を選定・組織し、必要な授業時数を定めて教育課程を編成することを理解している。
2 適切な指導を行うために個別の指導計画を作成することを理解している。
3 障害の状態等を踏まえ、各教科等の目標を達成させるために、各教科等別の指導や各教科等を合わせた指導等、多様な指導の形態があることを理解している。
4 自立活動の指導における個別の指導計画の作成と内容の取扱いを理解している。
5 個別の指導計画の実施状況の評価と改善をカリキュラム・マネジメントの側面の一つとして理解している。
6 日常生活や社会生活に結び付いた具体的な活動を学習活動の中心に据え、具体的な指導内容で指導することについて理解している。
7 各教科等の指導の効果を高めるために必要なICT及び興味や関心に着目した教材・教具の活用について理解している。
2 適切な指導を行うために個別の指導計画を作成することを理解している。
3 障害の状態等を踏まえ、各教科等の目標を達成させるために、各教科等別の指導や各教科等を合わせた指導等、多様な指導の形態があることを理解している。
4 自立活動の指導における個別の指導計画の作成と内容の取扱いを理解している。
5 個別の指導計画の実施状況の評価と改善をカリキュラム・マネジメントの側面の一つとして理解している。
6 日常生活や社会生活に結び付いた具体的な活動を学習活動の中心に据え、具体的な指導内容で指導することについて理解している。
7 各教科等の指導の効果を高めるために必要なICT及び興味や関心に着目した教材・教具の活用について理解している。
履修上の注意事項
コースによって「履修区分」が違います。よく教育課程表を確認してから、履修登録を行ってください。
授業計画
| 回数 | 講義内容【担当教員】 | 事前・事後学修 |
|---|---|---|
| 1 | 知的障害児の学習上の特性と教育的対応の基本 | 事後に特別支援学校学習指導要領解説各教科等編の関係箇所を熟読すること |
| 2 | 特別支援学校の教育課程と授業の形態 | 事後に配付資料を熟読すること |
| 3 | 特別支援学校の各教科の目標と内容と教育課程の編成 | 事後に特別支援学校学習指導要領解説各教科等編の関係箇所を整理すること |
| 4 | 授業の考え方と実際（教科別の指導：国語科、算数科） | 事後に配付資料を整理すること |
| 5 | 授業の考え方と実際（教科別の指導：音楽科、体育科、図画工作科） | 事後に配付資料を整理すること |
| 6 | 授業の考え方と実際（自立活動の時間の指導、各教科等と関連した指導） | 事後に特別支援学校学習指導要領解説自立活動編の関係箇所を復習し、配付資料を熟読し、まとめること |
| 7 | 授業の考え方と実際（生活科と日常生活の指導、遊びの指導） | 事前に特別支援学校学習指導要領解説各教科等編の関係箇所を復習し、事後に配付資料を熟読し、まとめること |
| 8 | 授業の考え方と実際（生活単元学習と作業学習） | 事前に特別支援学校学習指導要領解説各教科等編の関係箇所を復習し、事後に配付資料を熟読し、まとめること |
| 9 | 年間指導計画と個別の指導計画及び個別の教育支援計画の作成 | 事後に配付資料を熟読し、まとめること |
| 10 | 特別支援学校の授業改善の考え方と実際 | 事前に特別支援学校学習指導要領解説総則編の関係箇所を復習し、事後に配付資料を熟読し、まとめること |
| 11 | 特別支援学校のカリマネの考え方と実際 | 事後に特別支援学校学習指導要領解説総則編の関係箇所を復習し、配付資料を熟読し、まとめること |
| 12 | 特別支援学校におけるICTの利活用の考え方と実際 | 事後に配付資料を熟読し、整理すること |
| 13 | 模擬単元・授業（教材研究と単元計画の構想及び学習指導案の作成） | 事後に配付資料を熟読すること |
| 14 | 模擬単元・授業（模擬授業と学習指導案の修正） | 事後に配付資料を熟読すること |
| 15 | 模擬単元・授業（学習指導案の発表と検討・振り返り） | 事後に配付資料を整理すること |
成績評価方法
定期試験（100％）
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
| 書名・著者（出版社） | ISBNコード |
|---|---|
| 特別支援学校教育要領・小学部・中学部学習指導要領 海文堂出版 | 978－4－303－12424－3 |
| 特別支援学校学習指導要領解説総則編（幼稚部・小学部・中学部） 開隆堂 | 978－4－304－04229－4 |
| 特別支援学校学習指導要領解説各教科等編（小学部・中学部）開隆堂 | 978－4－304－04230－0 |
参考書
| 書名・著者（出版社） | ISBNコード |
|---|---|
| 特別支援学校学習指導要領解説自立活動編（幼稚部・小学部・中学部）開隆堂 | 978－4－304－04231－7 |
教員からのメッセージ
先人の願いが込められた学習指導要領や法令の意義を深く理解し、知的障害児教育の奥深さを一緒に学びましょう。
教員との連絡方法
メール（chikurinji@hcu.ac.jp)で予約をしてください。対面でもオンラインでも可能です。
実務経験のある教員
知的障害特別支援学校、小学校知的障害特別支援学級で授業実践の経験があります。また、教育センターや教育研究所、教育委員会で教育研究を進めた経験もあります。