科目コード
E2165
授業科目名
初等英語科教育法
担当者
戸谷 敦子
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
3年
後期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
(概 要)本授業においては,初めに学習指導要領を概観しながら,教育現場における教育課程編成の在り方や教育課程全体の中における外国語教育の位置づけについて学んでいく。授業で扱うテーマによっては,模擬授業への取組,またそのためのグループワーク,討論を実施する。
【重点項目】
(1)小学校外国語教育に係る背景知識や主教材,小・中・高等学校の外国語教育における小学校の役割,多様な指導環境について理解する。
(2)児童期の第二言語習得の特徴について理解する。
(3)実践に必要な基本的な指導技術を身に付けるとともに,情報機器及び教材を活用した授業モデルを考える。
(4)実際の授業づくりに必要な知識・技術を身に付ける。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
小学校における外国語活動(中学年)・外国語(高学年)の学習,指導,評価に関する基本的な知識や指導技術を身に付ける。
(1)学習指導要領を理解し,主として小学校における教育課程編成の在り方を理解することができ,学習指導要領における小学校での外国語教育の位置づけを理解できる。
(2)情報機器及び教材を活用するとともに,四技能五領域の指導方法を理解することができる。また,ALT等とのティーム・ティーチングによる指導の在り方やICT等の効果的な活用,指導に生かすことができる学習状況の評価について理解できる。
(3)主として小学校における授業を想定した学習指導案を作成することができる。
履修上の注意事項
見慣れない語彙や慣用句等はこまめに辞書をひいて調べる習慣をつける。(電子辞書可)
携帯使用は禁止
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 小学校「外国語活動」「教科 外国語」指導理論:小学校における英語教育の経緯とねらい ・学習内容と指導方法(現状と課題) テキストの予習と復習、課題(授業終了時に提示)、テキスト英文の音読
2 言語活動(音声に慣れ親しむ活動)の体験・指導法:・歌やチャンツの活用方法 ・ゲーム的な活動の活用方法・デジタル教材を活かした活動(ICT・映像を用いて) テキストの予習と復習、課題(授業終了時に提示)、テキスト英文の音読
3 言語活動の体験・指導法:・Activity(インタビュー,クイズ,発表など)の指導方法 テキストの予習と復習、課題(授業終了時に提示)、テキスト英文の音読
4 言語活動(音声と文字をつなぐ活動)の体験・指導法:・アルファベットを使った活動と指導方法 ・英語教育における小中連携 テキストの予習と復習、課題(授業終了時に提示)、テキスト英文の音読
5 単元・授業の組み立て方,Classroom English テキストの予習と復習、課題(授業終了時に提示)、テキスト英文の音読
6 模擬授業指導案作成 テキストの予習と復習、課題(授業終了時に提示)、模擬授業の準備
7 模擬授業①,模擬授業をもとに考察 模擬授業の準備・練習、振り返り
8 模擬授業②,模擬授業をもとに考察 模擬授業の準備・練習、振り返り
成績評価方法
学習指導案25%、模擬授業25%、授業内ワークシート及び小テスト50%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
Let’s Have Fun Teaching English from Theory to Practice・Yayoi Obara, Noriko Toyoda, Mari Takahasi, Steven Rogers(南雲堂) 978-4-523-17893-4
小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語活動・外国語編・文部科学省(開隆堂) 978-4-304-05168-5
New Horizon Elementary 6・アレン玉井光枝、他(東京書籍) 978-4-487-10587-8
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
日頃から英語に触れる機会をつくることや目標(英検、TOEFLなど)を決めて勉強に望むと良い。
教員との連絡方法
授業後、またはオフィスアワーを利用して下さい。
実務経験のある教員
国内:公立中学校で英語科教諭として勤務
海外:国際機関での勤務(世界銀行本部(アメリカ合衆国 ワシントンD.C.)、ユニセフ本部(アメリカ合衆国 ニューヨーク)、JICA(ワシントンD.C))
   日本語補習校で社会科教諭として勤務