障害児保育

加藤弘美

2024

選択

3年

後期

15回

2単位

障害、障害児保育の歴史的変遷、施策について解説する。また、障害のある子どもの障害特性・発達特性、保育上の配慮点についての授業も行う。さらに、実践を行う基礎的力量を形成するために必要な、連携、協働についても考えることができるようにする。

①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける	△
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける	○
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける	◎
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける	○
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力	○
※DP：ディプロマ・ポリシー（卒業認定・学位授与の方針）＝卒業までに身に付けるべき資質・能力

➀障害概念と障害児保育の歴史的変遷や施策について学び、障害児及びその保育について理解する。
②障害児の障害特性・発達特性について理解し、実際の保育を想定した配慮や環境構成、職員同士の等について考える力をつける。
③家庭や関係機関との連携、また職員間の連携・協働の意義について理解する。

教科書、配布資料は毎回持参すること。授業中のマナー違反（私語、スマホの使用等）には注意をすること。

回数	講義内容【担当教員】	事前・事後学修
1	障害児保育を支える理念	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
2	インクルーシブの理念と合理的配慮　知的障害児の理解と援助	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
3	肢体不自由・重症心身障害・医療的ケアを必要とする子どもの理解と援助	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
4	視覚、聴覚・言語障害の理解と援助	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
5	発達障害の理解と援助①ASD	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
6	発達障害の理解と援助②ADHD、SLD	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
7	生活課題等、特別なニーズのある子どもの理解と援助	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
8	子ども同士のかかわり・育ちあい	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
9	指導計画および個別の支援計画作成、職員間の連携・協働	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
10	保護者に対する理解および支援	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
11	制度の理解、福祉・教育（幼小連携）における現状と課題	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
12	地域の専門機関との連携	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
13	小学校との連携	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
14	障害のある子どもの保育における健康と安全・環境構成の工夫（支援事例）	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。
15	障害のある子どもの保育における現状と課題、授業のまとめ	事前に教科書の該当部分を読む。事後には、授業資料を読み返しコメントシートへ記入、次回の授業で提出すること。

期末試験（70％）、コメントシート（30％）
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。

書名・著者（出版社）	ISBNコード
障害児保育　演習ブック（ミネルヴァ書房）	978-4-623-09068-6

書名・著者（出版社）	ISBNコード

事前に次回の講義に関わる部分を読んで、予習をすること，また，講義後には毎回の授業で取り上げる一つ一つの事柄を自分との関わりで考えてほしい。

電子掲示板にて連絡をしたうえで、オフィスアワー（2号館5階519）に訪問すること。

心理士として発達相談に携わっていた実務経験を基に、障害理解と発達支援、また保護者支援の基本について演習も取り入れた授業を行う。授業で学んだことと、保育実践とを結びつけて考える力を身につけさせる。