科目コード
E2147
授業科目名
初等算数科教育法
担当者
近藤 毅
対象年度
2024
履修区分
教育課程表参照
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
小学校算数科における教育目標,育成を目指す資質・能力を理解し,学習指導要領に示された小学校算数科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに,様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1 学習指導要領における小学校算数科の目標及び主な内容ならびに全体構造を理解し,説明できる。
2 個別の学習内容について指導上の留意点を理解し,説明できる。
3 小学校算数科の学習評価の考え方を理解し,説明できる。
4 小学校算数科と背景となる学問領域との関係を理解し,教材研究に活用することかができる。
5 子供の認識・思考,学力などの実態を視野に入れた授業設計の重要性を理解し,説明できる。
6 小学校算数科の特性に応じた情報機器及び教材の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。
7 学習指導案の構成を理解し,具体的な授業を想定した授業設計と学習指導案を作成することができる。
8 模擬授業の実施とその振り返りを通して,自己の授業改善の視点を説明できる。
履修上の注意事項
・授業には指示により次の文具を準備する。(ものさし,三角定規,分度器,のり,ハサミ,30ポケットのA4クリアファイル)
・毎回,資料プリントを配布します。止むを得ず授業を休む場合は,コピー等で入手すること。
・各授業の最後に振り返りの記入や課題を出します。これを評価の対象とするとともに出席確認をします。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 ガイダンス,小学校算数科の意義 事後学修:指定プリントの課題の復習(60分)
2 学習指導要領における小学校算数科の目標・内容・全体構造 事後学修:指定プリントの課題の復習(60分)
3 小学校算数科における数学的な見方・考え方と数学的活動(1)・・・基本的な用語の意味と指導内容 事後学修:指定プリントの課題の復習(60分)
4 小学校算数科における数学的な見方・考え方と数学的活動(2)・・・数学的活動の実際 事後学修:指定プリントの課題の復習(60分)
5 小学校算数科における学習評価と個への対応 事後学修:指定プリントの課題の復習(60分)
6 小学校算数科と中・高等学校数学科との連携 事後学修:指定プリントの課題の復習(60分)
7 小学校算数科における児童の学習の実際や特徴(1)・・・学習指導案における児童の多様な応答の予想 事後学修:指定プリントの課題の復習(60分)
8 小学校算数科における児童の学習の実際や特徴(2)・・・学習指導案における児童の応答とその対応 事後学修:指定プリントの課題の復習(60分)
9 小学校算数科におけるICTの活用 事後学修:指定プリントの課題の復習(60分)
10 教材研究の方法 事後学修:指定プリントの課題の復習(60分)
11 教材研究(模擬授業における教材づくりと教材解釈) 事前学修:教科書分析(60分)、事後学修:指定プリントの課題の復習(60分)
12 学習指導案の作成と模擬授業 事前学修:指導案作成(60分)、事後学修:学習指導案の改善(60分)
13 模擬授業 事前学修:模擬授業の準備(60分)、事後学修:模擬授業の自己評価(60分)
14 模擬授業の振り返り,学習指導の改善 事後学修:学習指導案の改善(60分)
15 学習指導の改善についての共有,まとめ 事後学修:指定プリントの課題の復習(60分)(60分)
成績評価方法
試験40%、毎回の授業後のレポートや確認問題などの状況60%。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 小学校 算数・国立教育政策研究所教育課程研究センター(東洋館出版社) 978-4-491-04122-3
小学校学習指導要領解説算数編・文部科学省(日本文教出版) 978-4536590105
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
算数教育指導用語辞典第5版・日本数学教育学会(教育出版) 978-4-316-80462-0
教員からのメッセージ
配布資料と授業記録ノートを復習する。また,算数・数学関連の本を読む。
教員との連絡方法
※質問・相談など時間を要する場合は、教員に事前に連絡・確認を必ず取ってください。メール:tkond@hcu.ac.jp
実務経験のある教員
中学校教諭(担当教科:数学)及び教育行政職の経験をいかし,算数・数学の教育内容及び指導方法等について具体的事例に基づいて指導する。