科目コード
E2135
授業科目名
教育課程論
担当者
杉山直子
対象年度
2024
履修区分
教育課程表参照
開講期
3年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
教育課程の基本原理について学ぶ。教育課程編成の原則を理解し、各教育法等や小学校学習指導要領、幼稚園教育要領の位置付けや総則を把握し、地域・学校の実態や幼児・児童の発達状況を具体的に捉えて、教育課程の編成に役立てる。以上を踏まえて、カリキュラム・マネジメントの力を身に付けるため、様々なカリキュラム論を学ぶ。さらに、幼児教育と小学校教育の接続や連携を踏まえた接続カリキュラムについて具体的に考察をする。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
教育課程編成の基本原則を理解する。そのため各教育法等や小学校学習指導要領、幼稚園教育要領の位置付けや総則を理解し、地域・学校の実態や幼児・児童の発達状況を適切に捉えることと、教育課程の編成との関係性を理解し、活用しようとする。以上を踏まえたカリキュラム・マネジメントの重要性を理解し、様々なカリキュラム論を学ぶ。幼児教育と小学校教育の接続や連携の方向性と課題を踏まえて、接続カリキュラムについて具体的に考察をする。
履修上の注意事項
各教科や教科外の活動が、個々別々に行われるのではなく互いに関連していることを踏まえて、授業参加すること。
テキストや配布資料は必ず持参すること。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 教育課程とは 小学校・中学校・高等学校での授業を振り返っておくこと
2 教育課程の改訂 改訂の要素となることに興味関心をもつこと
3 教育課程の編成原理①-小学校学習指導要領前文・幼稚園教育要領前文- 前文を読んでおくこと
4 教育課程の編成原理②-教育法規における教育の目的・目標- 教育法規を覚えること
5 教育課程の編成原理③-地域や学校の実態- 実習先について調べておくこと
6 小学校学習指導要領・幼稚園教育要領①-現在の教育課程の背景ー 学んだことを復習しておくこと
7 小学校学習指導要領・幼稚園教育要領②-3つの資質・能力と生きる力ー 学んだことを復習しておくこと
8 小学校学習指導要領・幼稚園教育要領③-学習の基盤となる資質・能力ー 学んだことを復習しておくこと
9 小学校学習指導要領・幼稚園教育要領④-学習評価ー 学んだことを復習しておくこと
10 小学校学習指導要領・幼稚園教育要領⑤-接続カリキュラムー 学んだことを復習しておくこと
11 小学校学習指導要領・幼稚園教育要領⑥-カリキュラム・マネジメントの3つの側面- 自分の経験をもとに具体的に考えてみること
12 教育課程とカリキュラム① 学校教育におけるヒドゥンカリキュラム等について、具体的に考えてみること
13 教育課程とカリキュラム②様々なカリキュラム論 学んだ内容を、具体的に考察してみること
14 教育課程とカリキュラム③カリキュラム評価 改善する視点の重要性を把握しておくこと
15 振り返り-これまでのまとめと今後の課題― 試験の範囲・内容・資料を確認しておくこと
成績評価方法
授業内レポート 50%、 期末試験 50%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 総則編 平成29年7月 ・ 文部科学省 978-4-491-03461-4
幼稚園教育要領解説 平成30年3月 ・ 文部科学省 978-4-577-81447-5
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
基礎を習得したうえで、創造性が求められる内容です。休むことなく授業に参加してください。
教員との連絡方法
質問・相談は、研究室で受けます。オフィスアワーを利用してください。
実務経験のある教員