科目コード
E2131
授業科目名
保育内容(表現Ⅲ)
担当者
國清あやか
対象年度
2024
履修区分
教育課程表参照
開講期
2年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
幼稚園教育及び保育において育みたい資質・能力を理解し、幼稚園教育要領及び保育所保育指針に示された表現領域のねらい及び内容について背景となる専門領域と関連させて理解を深める。乳幼児の発達に即して、主体的・対話的で深い学びが実現する過程を踏まえて具体的な指導場面を想定して保育を構想できるようにする。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
幼稚園教育要領及び保育所保育指針に示された幼稚園教育及び保育の基本を踏まえ、造形表現のねらい及び内容を理解するとともに、乳幼児が経験し身に付けていく内容と指導上の留意点、評価の考え方、小学校の教科等とのつながりを理解することができる。また、乳幼児の発達や学びの過程を理解し、情報機器及び教材を効果的に活用するとともに、具体的な保育を想定した指導案を作成し、模擬保育の実施と振り返りを通して、保育を改善する視点を身に付け、保育構想の向上に取り組むことができる。
履修上の注意事項
実技演習の際には、汚れてもよい服装で出席すること。
配付資料は予備を準備しません。紛失した場合は各自の責任において補充すること。
※コースによって「科目区分」が違います。よく確認してから、履修登録を行ってください。
 【小学校教育コース、特別支援教育コース、ジュニアスポーツ教育コース:選択科目、初等教育コース、保育・幼児教育コース:必修科目】
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 幼児教育における造形表現の発達段階の理解と重要性について 事前学修:乳幼児期の造形表現を振返る 事後学修:乳幼児期の造形表現の発達について復習する
2 遊びとの関わり「見立て遊び」 事前学修:「見立てる」活動について考える 事後学修:多様な形から見立てて表現し作品を仕上げる
3 遊びとの関わり「折り紙で遊ぼう」 事前学修:幼児期の「折り紙遊び」について考える 事後学修:組み合わせた形から発想し表現する魅力について考える
4 遊びとの関わり「変身遊び」 事前学修:幼児期の「見立て遊び」について考える 事後学修:身近な人工物、自然物の形や色から発想して表現する作品を仕上げる
5 素材・用具との関わり「はこを活かして」 事前学修:幼児期の「はこ」を使った遊びについて考える 事後学修:箱の形、機能、色から発想して表現する作品の魅力について考える
6 素材・用具との関わり「ビニール袋を活かして」 事前学修:幼児期の「ビニール袋」を使った遊びについて考える 事後学修:ビニール袋の素材、機能から発想して表現する作品の魅力について考える
7 素材・用具との関わり「クレパスを使って」 事前学修:幼児期の「クレパス」を使った表現について考える 事後学修:クレパスの素材の特徴を活かした表現の魅力について考える
8 季節と活動の関わり「シャボン玉で遊ぼう」 事前学修:幼児期の「シャボン玉」遊びの経験を振返る 事後学修:「シャボン玉」に色を付けて表現する魅力について考える
9 季節の環境構成「バブルアート」 事前学修:色付き「シャボン玉」の形や重色の魅力を振返る 事後学修:「シャボン玉」を使った「バブルアート」の魅力について考える
10 季節と活動の関わり「にじみ絵」 事前学修:幼児期のマジックでの表現について振返る 事後学修:水性マジックを使った「にじみ絵」の魅力について考える
11 幼稚園教育要領と保育所保育指針「表現」のねらい、内容、指導上の留意点、評価と模擬保育の教材研究、指導案作成 事前学修:模擬保育の題材を考える 事後学修:模擬保育の指導案を仕上げる
12 模擬保育の実施と振り返り(3歳児対象) 事前学修:事前に模擬保育を実施し流れや準備物を確認する 事後学修:模擬保育後に成果と課題を振返る
13 模擬保育の実施と振り返り(4歳児対象) 事前学修:事前に模擬保育を実施し流れや準備物を確認する 事後学修:模擬保育後に成果と課題を振返る
14 模擬保育の実施と振り返り(5歳児対象) 事前学修:事前に模擬保育を実施し流れや準備物を確認する 事後学修:模擬保育後に成果と課題を振返る
15 指導案の再検討と修正 事前学修:模擬保育の成果と課題を再考する 事後学修:模擬保育の指導案を修正し仕上げる
成績評価方法
実技演習による作品・鑑賞カード50%、模擬保育・保育指導案50%


ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
幼稚園教育要領解説 978-4-577-81447-5
保育所保育指針解説 978-4-577-81448-2
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
幼稚園教育要領解説及び保育所保育指針解説を熟読し、授業と関連する内容について予習・復習しておくこと。
教員との連絡方法
直接研究室を訪ねてください。あるいはメールで連絡してください。メールアドレス:akuni@hcu.ac.jp
実務経験のある教員