科目コード
E2111
授業科目名
初等生活
担当者
廣中 真由美
対象年度
2024
履修区分
選択
開講期
1年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
学習指導要領の目標を踏まえ、幼保との接続や、3年以降の社会科や理科の基となる体験や知識について考察する。生活科の内容に関する社会事象、自然事象、総合的な事象を取り上げ、体験的な活動も交えた授業を行う。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
子どもたちの自立に果たす役目を中心とした生活科の目標や内容を理解する。具体的に活動・体験する中で、身近な生活環境から教材を創り出す力や子どもを理解し、捉える力を養う。
履修上の注意事項
・ノートをきちんととること。欠席分も写しておくこと。  
・授業中の携帯電話使用、私語、授業途中の入退出は禁止する。
・遅刻、早退等やむおえぬ場合は、本人が理由を伝えること。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション 生活科成立過程と教科のねらい 事前:総説を読み内容・質問事項を整理しでおく。(1H)・事後:講義内容をまとめ自分の体験や生活科に対する考えを書く。(1.5H)
2 生活科の目標と内容構成 事前:指導要領の該当箇所を読み、把握しておく。(1H)・事後:講義内容を整理し、自分の生活環境で内容等捉え、表や図などにしてみる。(1.5H)
3 内容(1)(8) 学校と生活 事前:指導要領の内容箇所を読み理解しておく。(1H)・事後:ノートや指導要領等読み直し、該当内容にあたる対象を児童用教科書や実生活で確認する。(1.5H)
4 内容(3) 地域と生活 /安全教育     事前:指導要領の内容箇所を読み理解しておく。(1H)・事後:ノートや指導要領等読み直し、該当内容にあたる対象を児童用教科書や実生活で確認する。(1.5H)
5 内容(5) 季節の変化と生活 (自然の観察指導) 事前:指導要領の内容箇所を読み理解しておく。(1H)・事後:ノートや指導要領等読み直し、該当内容にあたる対象を児童用教科書や実生活で確認する。(1.5H)
6 内容(7) 飼育栽培 (表現の指導・評価の具体) 事前:指導要領の内容箇所を読み理解しておく。(1H)・事後:ノートや指導要領等読み直し、該当内容にあたる対象を児童用教科書や実生活で確認する。(1.5H)
7 内容(7) 飼育栽培活動の実際と内容 事前:栽培に適した植物の栽培方法や配慮事項等を調べる。(1H)・事後:植物や動物の飼育栽培から何を学ぶか整理し、まとめる。次時の持参物を収集する。(1.5H)
8 内容(6) 遊びや遊びに使うものの製作 事前:指導要領や児童用教科書における内容箇所を読み理解しておく。持参物の準備(1H)・事後:ノートや指導要領等読み直し内容の把握。製作物を仕上げる。(1.5H)
9 内容(6) 遊びや遊びに使うものの製作 (発展)  事前:指導要領の内容箇所を読み理解しておく。(1H)・交流会の流れや役割の確認と準備(1.5H)
10 内容(6)(8) 交流  事前:動くおもちゃを改良し、持参する。会の準備物確認(1H)・事後:単元全体を振り返り、内容どうしの繋がりと展開を把握し、他の単元での展開を確認する。(1.5H)
11 内容(4) 地域の公共物・公共施設  事前:指導要領の内容箇所を読み理解しておく。(1H)・事後:ノートや指導要領等読み直し、該当内容にあたる児童用教科書や自分の生活の中での公共物や公共施設を確認する。(1.5H)
12 内容(2) 家庭と生活 事前:指導要領の内容箇所を読み理解しておく。(1H)・事後:ノートや指導要領等読み直し、該当内容にあたる対象を児童用教科書や自分の生活の中で確認する。自分の生活を振り返ってみる。(1.5H)
13 内容(3)(5)(8) 季節の行事と交流 事前:指導要領の内容箇所を読み理解しておく。内容の繋がりを考える。(1H)・事後:ノートや指導要領等読み直し、該当内容にあたる対象を児童用教科書や自分の生活の中で確認する。(1.5H)
14 内容(9) 自分の成長 (評価の具体) 事前:指導要領の内容箇所や児童用教科書を読み理解しておく。(1H)・事後:講義を振り返り、内容(9)の意義やそれに対する自分の考えをまとめる。(1.5H)
15 初等生活科の現状と課題 事前:ノート等で講義全体を振り返る。(1H)・事後:指導要領全部を読み返しておく。(1.5H)
成績評価方法
授業中の課題や振り返り等の提出物(20)・授業中の発表(10)・活動への積極性(10) 40%、 
期末試験60%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
あたらしいせいかつ上・下(東京書籍)
小学校学習指導要領解説生活編 文部科学省(日本文教出版株式会社)
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
新しい教職教育講座5生活科教育 鎌倉博/船越勝 編著(ミネルヴァ書房)
教員からのメッセージ
・ノートをきちんととり、学習指導要領・児童用教科書によく目を通すこと。
・授業を大切にし、授業中の課題等をきちんと提出すること。
・日々の生活の中で、身の回りの人や自然に目を向け、関心や関わりを持つようにすること。
教員との連絡方法
なるべく質問や相談は、授業前後の休憩時間等に行ってください。
実務経験のある教員
37年間広島の小学校教師を務めてきました。子どもたちが様々な体験や関りができるよう、活動型授業や学習集団づくりに取り組んできました。現場での経験を生かし、本講義でも、教師を目指す皆さんが指導案の作成や模擬授業の体験を通し、互いに学び合う授業を行っていきます。