科目コード
E1024
授業科目名
ビブリオバトル入門
担当者
丸岡 清枝
対象年度
2024
履修区分
選択
開講期
1年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
ビブリオバトルという書評ゲームをきっかけとして、読み込む、紹介する力を身につけていきます。
実際にビブリオバトルを行い、プレゼンテーション能力や企画することを経験することによって、本の世界を楽しむきっかけを子どもたちに提供できることを目指します。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1.自分の関心分野だけでなく、他の受講生の紹介する書籍に触れることによって、様々な分野に関心を持つ。
2.ビブリオバトルを通じて、コミュニケーション能力など、自分の意見を伝える力を身につける。
3.ビブリオバトルを企画・実施することを通じて、運営する時の準備や会議など必要な「動き」は何かを考える。
履修上の注意事項
1.授業中は携帯電話やスマートフォンなどを見ない・使用しないこと。但し、電子書籍等を紹介する場合を除く。
2.授業中の私語は禁止ですが、ディスカッションの時は積極的な発言をお願いします。
3.日常的に本を読むようにしてください。読書対象のジャンルは問いませんが、マンガばかりにならないよう注意してください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 ガイダンス(授業の進め方について) 事後学習:ガイダンスを聞いて、授業の進め方を理解する。また自分の好きな本を読み返すなど、先を見越した読書生活を始めておく(2時間)
2 ビブリオバトルとは何か 事前学習:今までの学生生活の中でビブリオバトルを経験している人は、その時に行ったビブリオバトルを内容を書きとめる等、質問に答えられるようにする。経験のない人は「ビブリオバトル」と聞いて、どのようなものをイメージしたかなど書き留めておく(1時間) 事後学習:ビブリオバトルの種類を確認する(1時間)
3 本の探索方法(図書館実習) 事前学習:大学内図書館を利用しておく(1時間) 事後学習:大学内図書館で利用できる便利なサービスを実際に利用して、自分の読書生活のツールとする(2時間)
4 ビブリオバトルの手始め①(自己紹介をしよう) 事前学習:自己紹介の内容を考え、箇条書きにしておく(1時間) 事後学習:人前で発表してみてよかったこと、他の受講生の紹介方法でよかったところを自分ならどう取り入れられるか考える(1時間)
5 ビブリオバトルの手始め②(自由に話してみよう) 事前学習:自分でみんなの前で話してみたいテーマを1~2個決め、内容を考えて箇条書きにしておく(1時間) 事後学習:人前で話すこと質問に答えることなど、よくできた点、こうした方がよかった点などを書き出しておく(1時間)
6 ビブリオバトルの手始め③(読みきかせをやってみよう) 事前学習:自分の好きな絵本を2~3冊選び、読み聞かせの練習をしておく。所有の絵本だけでなく、大学図書館や公立図書館で様々な絵本を選んでくる(2時間) 事後学習:他の受講生が行った読み聞かせを見て、よかったと思う部分等自分に取り入れられるところなどを考え、読み聞かせの練習をする(1時間)
7 テーマを決めてビブリオバトル① 事前学習:前回講義時、みんなで決めたテーマに沿った本を2冊以上選び、ビブリオバトルをするための内容を考えておく。所有の本だけでなく、大学図書館や公立図書館で様々な本を選んでくる(2時間) 事後学習:他の受講生が行った本紹介を見て、よかったと思う部分等取り入れ、次回に備え練習をする(1時間)
8 テーマを決めてビブリオバトル② 事前学習:前回講義時、みんなで決めたテーマに沿った本を2冊以上選び、ビブリオバトルをするための内容を考えておく。所有の本だけでなく、大学図書館や公立図書館で様々な本を選んでくる(2時間) 事後学習:他の受講生が行った本紹介を見て、よかったと思う部分等取り入れ、次回に備え練習をする(1時間)
9 テーマを決めてビブリオバトル③ 事前学習:前回講義時、みんなで決めたテーマに沿った本を2冊以上選び、ビブリオバトルをするための内容を考えておく。所有の本だけでなく、大学図書館や公立図書館で様々な本を選んでくる(2時間) 事後学習:他の受講生が行った本紹介を見て、よかったと思う部分等取り入れ、次回に備え練習をする(1時間)
10 様々なビブリオバトルをみてみよう 事前学習:先入観を持たないようネットなどでビブリオバトルの動画を見ないこと。 事後学習:授業で見た動画の良かった点、自分が取り入れられそうな話の持って行き方などを書き出す。自分が小学校等でビブリオバトルを開催する場合、何をどうしたらよいかを考える(2時間)
11 ビブリオバトルを企画しよう① 事前学習:自分たちがビブリオバトルを企画する場合、どのようなビブリオバトルのスタイルにするのか自分なりに考えておく。また、企画会議の提案内容を明確にするため、自分がよいと思った様々なイベントチラシを集める(2時間)
12 ビブリオバトルを企画しよう② 事前学習:企画会議で決めた内容の確認と担当作業の進捗状況を伝えられるよう準備しておく(1時間) 事後学習:授業内でできなかった作業を完成させておく(1時間)
13 ビブリオバトルを企画しよう③ 事前学習:企画会議で決めた内容の確認と担当作業の進捗状況を伝えられるよう準備しておく(1時間) 事後学習:ビブリオバトルを見てもらうためオーディエンスを誘うなどの活動をする(1時間)
14 ビブリオバトル開催 事前学習:企画会議で決めた当日の動きの確認。表する本の選定・内容確認(2時間) 事後学習:自分が誘ったオーディエンスの感想を聞き、最後の授業時に発表できるようにする(1時間)
15 まとめ、意見交換会 事前学習:実際にビブリオバトルを開催してみて、よかったところや反省点などを書き出しておく(1時間)
成績評価方法
授業内のワークシート40%
受講生間での意見交換やビブリオバトルの企画・実施への積極的な参加等60%
ただし、遅刻や欠席などの受験資格を満たしていない場合は評価の対象としません。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
ビブリオバトルハンドブック ビブリオバトル普及委員会(子どもの未来社) 9784864121002
ビブリオバトルを楽しもう 谷口忠大/監修(さ・ら・え書房) 9784378022260
教員からのメッセージ
・ちょっとコミュニケーションが苦手だなと思っている人こそ、本を通じて自分を表現してみませんか? 
・ビブリオバトルで自分が紹介する本は幅広いジャンルから選んでください。本の世界を楽しむ気持ちで!
・ビブリオバトルで紹介する本は必ず事前に読んで、どのように紹介するか、みんなにわかってもらえるよう考えてきてください。
教員との連絡方法
講義前後に教室にて直接質問ください。講義時間以外は、基本的に在学していないので、隙をみて気軽に話しかけて下さい。
実務経験のある教員
広島市の被爆50年史の編集作業に従事。広島平和記念資料館情報資料室でレファレンス業務等を行いました。また被爆者の方々の被爆体験を書籍化する活動をしています。現在、児童館・放課後児童クラブで指導員をしています。本の読み聞かせなど子どもたちに本を読んだり、見たり、楽しむ気持ちを伝えたいと思っています。