科目コード
E1009
授業科目名
経済学と医療
担当者
鈴木 誠志
対象年度
2024
履修区分
選択
開講期
1年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
我が国の医療制度について、経済学的な視点から概観する。医療サービスは、不確実性、外部性、情報の非対称等の特徴をもつため、市場メカニズムによる資源配分が不適切であると考えられている。そのため各国において政府による強い規制下におかれている。そこで、医療サービスは、どのような規制や制度が必要とされており、なぜ各国において医療制度に違いがあるか等の問題について経済学の視点から見ていく。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
医療の関する問題(例えば老人医療費急増の問題)を経済学の視点で捉え、考えることができる。
履修上の注意事項
授業期間中に5回程度、小テストの実施やレポートを提出してもらいます。また、学期末に期末試験を実施します。評価は、これらを総合して行います。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 医療経済学とは何か
2 市場取引の働きについて(1)-消費者均衡の理論-
3 市場取引の働きについて(2)-生産者均衡の理論-
4 市場均衡の理論
5 経済厚生-消費者余剰と生産者余剰-
6 不完全競争市場
7 情報の非対称性
8 日本の医療費
9 日本の医療制度(1)-医療制度の歴史的変遷-
10 日本の医療制度(2)-医療制度の国際比較-
11 医療サービスの需要
12 医療サービスの供給
13 医療サービス市場
14 診療報酬と薬価制度
15 まとめ
成績評価方法
レポート60% 授業の提出物40%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
講義では、丁寧な解説を心がけて、(多めに)板書しながら授業を進めていきます。板書したことをしっかりとノートにとり、復習することで、学んだ知識を理解し、身に付けることができます。
教員との連絡方法
鈴木 誠志 E-mailアドレス: jimu2@hcu.ac.jp
実務経験のある教員